バタフライウェブとは、三井住友建設によって開発された省力化施工(蝶形のプレキャストパネル)のことで、原理的には、コンクリート箱桁の側面部(ウェブ)に使用する蝶形の高強度薄型パネルの間に空間を設けることで、上桁重量を約10%軽減するものである。尚、桁部を支持する橋脚が細くなるため、従来型のコンクリートウェブ橋に比べ、上下合わせて重量の約35%削減が可能とされる。ちなみに、(橋脚において)事前に帯鉄筋が埋め込まれたPCa部材の積み上げによる急速施工法(SPER工法)を適用することで、現場での鉄筋組み立て/型枠作業が省略できるため、在来工法に比べ約50%の工数で施工可能、PCa部材を多用する新技術開発と独自技術との組み合わせによる更なる省力化で他社との差別化を図る意向とされる。
バタフライウェブ
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