覆工コンクリート施工管理システムとは、トンネル工事における覆工コンクリート打設状況をリアルタイムに3次元把握するもので、原理的には、打設中のコンクリートの位置と移動式型枠(セントル)にかかる圧力を色分け表示するものである。尚、覆工コンクリート施工管理システムにおける計測データは15秒毎に自動更新され、モニター表示される。ちなみに、フジタによって開発された覆工コンクリート施工管理システムは、覆工ウォッチャーと圧力ウォッチャー(いずれもフジタ)の2システムの統合したものと位置付けられ、充填するコンクリート位置を誤差1%未満に、圧力レベルから充填状況の把握ができるため、空隙発生の防止は元より、打設計画に沿った施工管理/発注者や作業員との効率的な意思疎通が可能とされる。