テールクリアランス自動計測装置とは、シールドマシン後方の鋼殻内面とセグメント外面との隙間を自動計測する装置のこと。原理的には、アーム/センサーを内面の切り欠き部に装着して外面に押し当てた際の回転角度から計測するものである。曲線部などにおけるテールクリアランスの変化をリアルタイムで確認できるため、シールド工事の早期補正に一役買うものである。尚、シールド工事の曲線部はセグメントとマシンテール部との接触で損傷する場合も少なくなく、ズレが生じる前の軌道補正を必要とするものである。ちなみに、テールクリアランス自動計測装置は、アーム/接触子/センサーで構成され、レーザー光/カメラによる非接触式の自動計測装置に比べ、裏込め材や地下水による阻害がないため、安定的な常時計測が可能とされる。テールクリアランス自動計測装置は奥村組によって開発された。
テールクリアランス自動計測装置
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