遠隔式水中コアドリリング工法とは、遠隔操作による水中コンクリート構造物の穿孔工法のことで、従来型(近接式水中コアドリリング工法)に比べ潜水士による作業時間の低減と安全性の向上が期待される。遠隔式水中コアドリリング工法は、穿孔機(油圧式;φ300,L=1,500mm迄)、回収器具(スイベルジョイント/水処理パッド)、遠隔ユニット(水深40m迄)、コアビット・チューブ・アダプターによって構成され、穿孔機械に回収器具を取り付けて穿孔するとされる。尚、遠隔式水中コアドリリング工法は潜水士によって運搬/設置され、水中における切削水の拡散を防ぎ、環境に優しい工法とされる。遠隔式水中コアドリリング工法は第一カッター興業㈱によって開発された。遠隔式水中コアドリリング工法はNETIS登録技術である。