iBeaconとは、竹中工務店による”屋内作業向けの位置認識システム”のことで、高所作業車などに(*米アップル開発の”近距離無線通信技術”を用いた)発信機を設置するものである。原理的には、多機能端末を持つ職員が近づいた場合(約10m以内)に、端末内の現場平面図に職員/建機の位置情報(丸や三角の記号/名前)が表示されることで、適切な配置管理を円滑に行うものである。尚、iBeaconは名前から位置検索をすることも可能で、3時間以上動作が無い場合は記号が赤く表示されるものであり、試験運用の際には作業車の探索時間がほぼゼロとの報告もある。ちなみに今後は大型現場にも導入予定で、位置情報と作業車の稼働率のデータ蓄積を通じて、施工管理以外にも適用範囲を広げることが期待される。