X3Rシリーズとは、ブリヂストンによって開発された低層建築物用の免震ゴム(免震工法)のことで、原理的には(建物の)各柱の基に設置し、支えながら地震エネルギーを制御/吸収するものである。尚、従来型の免震ゴムは各柱からのある程度の荷重が必要とされるため低層における採用が難しいとされるが、X3Rシリーズは取り付け部(フランジ)の面積(8角形)を小さくし、低弾性高減衰のゴム(直径600mm/700mm/800mm;厚さ160mm/200mm)を使用することで実用化に至った経緯がある。X3Rシリーズは従来型の比べ導入コストの低減(25%)に寄与するものであり、X6R(高減衰ゴム系積層ゴム)と区別される。