現場代理人がなめられないための3つの予防法
それでは、今日からできる、現場代理人がなめられないための予防法を3つ紹介します。
現場代理人がなめられないためには、次の3つが有効です。
- 現場のことを知ろうとする
- 声掛け、コミュニケーションを行う
- 小さな改善を自分の手で行う
上記を意識的に実施すれば、素敵な現場代理人になれるはずです!
現場のことを知ろうとする現場代理人
現場のことをよく知ること、知ろうとすることで、頼りにされるようになり指示もしっかり聞いてもらいやすくなります。
もちろん、仕事をはじめたばかりの頃は難しいでしょう。しかし、現場のことを知ろうという熱意を持っていれば、「あいつは頑張っているから協力してやろう」と思われるようになります。
私が転職したばかりの頃、いきなり新規設備建設工事の現場所長に任命され、全く経験のない工種も理解しなければなりませんでした。配管工事しか担当したことがなかったにも関わらず、基礎工事から建築工事の現場管理もすることになったのです。
当然、多方面に迷惑をかけたことと思います。ですが、なんとか工事を完成させたい、力になりたいと思い、あれこれききながらやりました。
そうしていると、「今日はこの辺を掘削するから。次はこっちに流れていく。で、砕石敷き終わったらその日に捨てコン入れるから。高さ見といて」など、まさに手とり足とり。指導する立場でありながら指導されるという、なんとも情けないことですが勉強させていただきました。
そのおかげで、次の工事の時には少しは的確な指示を出せるようになり、工事が終わった時、「やりやすかった。ありがとうございます」と言ってもらえたのです。
現場を知ろう、と意識していなければ、このような自分自身の成長もなかったことでしょう。
声掛け、コミュニケーションを行う現場代理人
また、ちょっとしたタイミングで声をかけることも大切です。人は「気にしてもらえている」と思うと、やる気になるものです。
「調子はどうですか?」「何か足りないものとか困っていることはないですか?」そんな声掛けからやっていきましょう。普段から声掛けしていると、何かあったら相談してみよう、と思われるようになります。
ある時、通路上の溝を養生するために足場板を固定している鳶がいました。
「あっ、気付いて処置してくれてありがとうございます」と声掛けすると、「俺ぁそうやって、誰かに気付いてもらって評価されるために仕事してるところがあるんだ。何も言われなかったら、そのうちふててたよ」と。
それ以降、現場で顔を見た時に、「ここの足場をこんなふうにしようと思うんだけど大丈夫かな」といったような情報をくれたり、相談してくれたり、よくしてくれるようになりました。
小さな改善を自分の手で行う現場代理人
割れ窓理論というのがあります。割れた窓が放置されていると、「誰も見ていない」という意識が広がって、ルール違反などが多くなっていくという理論です。
現場においても、汚かったり散らかっていたりすると、現場で働く人の心も荒んできます。心が荒むことで、協力しようという気持ちが失われてしまうのです。
小さなこと、タバコの吸い殻を片付けるとか、トイレを綺麗に保つとか、現場の掃除をできる範囲で自分の手でやりましょう。現場代理人が自らやっている姿をみると、「お、意外と頑張ってるじゃん」と思ってくれます。
「いーよなぁ監督は。見てるだけで現場が進むんだもん」という人がいますが、そんな人でも、現場代理人がごみを拾ったり、歪んだバリケードを直したりしている姿を見ると、自然と片付けや掃除をするようになるものです。
言葉ではなく、態度で示す、ということも現場代理人は大切です。
そもそも現場代理人に絶対ならないほうがいいですよ。