工事打合せ簿は「だれが見てもわかるように!」
「発注者に工事の変更をなかなか認めてもらえない・・・」「メールやASP(情報共有システム)で書類を送った後、必ずといってよいほど、その内容について質問がきてしまう・・・」――こんな経験はないだろうか?
私も初めて提出した工事打合せ簿から20年以上経ったが、未だに発注者から指摘をいただくことがある。その度に技術力不足を痛感してしまう。
「言葉で説明できても、書類で書かなきゃ認めません。工事打合せ簿は、誰が見てもわかるように!」――異存なしである。
初めて提出した工事打合せ簿は「意味不明」
私が初めて提出した工事打合せ簿は、「意味不明 ×(バツ)」とA4コピー用紙半分に硬質の赤鉛筆で大きく書かれた。工事担当の建設省(現:国土交通省)の建設監督官にはこう言われた。「何がいいたいの?誰がみてもわかるようにかいてきてよ。文章もっと勉強しなさい!」当然、認印はもらえない。
発議の内容は、新たに施工する擁壁に干渉する既設ブロック積の処置方法。旧ブロックの一部を壊して補修するのだが、その施工方法を文章や絵(図面)で伝える事ができなかった。
今、読み返すと笑える。何を伝えたいかさっぱりわからず、意味不明といわれても仕方がない。それは私の文章作成能力と技術力が乏しかったからだ。
設計変更の無い現場はあり得ない。なるほどと思うフレーズを教えてもらえるとうれしいですね。
地方の建築元請です。
私の地域の公共工事では設計変更は議会承認案件なのであり得ない。
自己判断で勝手にどうぞ。本工事に関する施工責任は発生するので受注金額の増額は認めませんが自主的にプラスアルファをする分には認めてあげます。と言われますよ。
このまま図面通りに施工すると漏水するんですが・・・と質疑しても増額は認めない。漏水は瑕疵に該当するので適切な処理計画をお願いします。正当性があると認められれば認めてあげるので根拠の資料を作成して下さい。ってスタンスです。
建築ってこういうの多くないですか?設計変更を認めてくれるのは土木だけだと思ってます
地方ゼネコン、建築の人間です
私の勤める会社の地域の地方自治体は設計変更を基本的には認めません
設計数量は参考数量だ、減額は認める、増額は認めない、でも設計数量を土木基準(フカシは計量ししていない)もちろんコンクリートの強度補正は無し!でも単価は建築単価(でしょ?)
そして地域的な事もありますが、潮位を考える事が出来ないレベルなのに監理者気取り(日本全国TPで考えちゃ駄目でしょ)
3.11を見れば分かるでしょう。自然と戦っても、原則としては勝てない、勝つためにはお金と時間とスペースが必要です!
土木と建築は違います、積算基準を勉強してください(受注者にも不勉強な人いますが・・)
公共事業でさえ、ちゃんとした根拠持っても(潮位表等、公共建築工事積算基準等)潮位が分からない、数量の変更認めないって例があります
50cm以上のTPとの違いの高さによる、潮水に使った根切底に役所担当者入れてフカシ部分(土間スラブ等)の積算の瑕疵を責め立てたくなりますよ
現場独自の事はほぼ省きましたが、色んな所であるのでしょう、なぜ建築の積算できない人がとてつもなく多すぎるのか・・4%、複合単価、建築工事、これで工種が出ないのは素人では?
他の人でもありましたが地方だと建築での追加はなかなか認めないですね。
設計図、数量、条件などを入札前質疑で聞いてもほぼ無回答だし打合せ簿作成どころじゃない。