公共工事の受注者は「書面主義」の徹底を
監督職員から口頭で言われたことを「書面で指示してください」と言っても、それはいつになるか分かりません。相手の出方を待っている時間は無駄だと分かりました。自分で書類を作成して、押印していただくように段取りすることにしましょう。
早々に押印をもらい、証拠を残しましょう!仮に押印もらえない場合、現場施工は厳禁です。徹して、工事はしないように。
下請との雇用関係や、工期末までの管理など、心配なのは分かりますが、ここで仕事を進めたらアウトです。「請け負け」になります。マジでマズイです!
これで痛い目に合っている会社は多いので、われわれ受注者は徹底した「書面主義」で行きましょう。書面に残す内容に、大小はありません。現場での細かな指示事項も全て書面に残しましょう。そして、押印をもらいましょう。役所仕事は書面が全てです。しっかり肝に銘じてください。
変更金額の双務性確保
そして、役所の積算と、自社の積算が合っているか否か、十分確認した後、工事に着手しましょう。基本的に、公になっている積算基準により計上されますが、積算基準が無い場合「見積書」による積算になります。
しかし、ほとんどの場合、役所の方は、見積書の金額をそのまま計上してくれません。過去の実績で積算する、内容を精査して計上する。正直、内容を精査できる技量持ってませんから、過去の実績と比較します。
実績が安ければそれを採用。見積書が安ければそれを採用。現場条件等々が違っていても、とにかく安く積算します。その結果、適正な積算になっていないことが多いのが現状かと。
ここがポイントですが、積算金額について、工事着手前にしっかり協議する必要があります。最後の最後まで、「いくらで計上されるのか?」と指くわえているのは論外です。
下請けには見積書の金額で支払いますよね!それと同様、元請は役所から適正な費用を計上していただく必要があります。役所の積算金額がいくらになるのかの担保もなく、下請けに仕事させるのはかなりのリスクを負うことになります。
金額が合わない場合は、工事に着手しては絶対駄目です!
・まず明らかに間違っているのに断固として認めない、そしてそのまま行くので数字等合わない箇所が出てくるが、受注者のせいになる。
・議事録や協議内容に受注者サインと捺印はさせるが発注者の担当は絶対しない。
・受注者にはやれ何日以内だの、やれいつまでだのと無茶ぶりするくせに自分達は余裕で1か月ぐらい待たせる。
・提出書類の様式に記載があれば注釈で不要なものであっても提出させる。
・大型現場で現場事務所でもない限り帰社後に書類作成するのに平然と明日の朝一でと言われる。
・都の基準とは別に局や同じ局でも地区等でローカルルールを強制させられる。
・設計積算通りの手順、選定機械でなければ何故か減額される。本来安全、品質基準をクリアしていれば企業ごとの自由である。
・逆に増額の場合は何故か企業努力にさせられる。
・設計と現地に相違がある変更やその他受注者の責によらない変更書類でも受注者が測量、作成、提出するものだと思っている。
・技術者は提出書類以外に様々な書類を作成しているが役所の提出書類だけ作っているとおもっている。
・受注者は儲かっていると本気で思っている。
まだまだあるが、点数もらえなかったり嫌がらせを受けるので何も言えない。言わさせてもらえない。書類の簡素化と言われて大分経ちますがむしろ増え、激務で給与の安い技術者をやりたいと思う若者はいません。
まさしくそのとおりですね
これ読んでるとホント涙出てくる。
社会一般では、ありえない状況がホント沢山ある。
人材不足も原因は、公共工事を軽視した一部のおバカ役人のせい。
生産性だってそう、自分たちの体裁を守るための書類をこれでもかって作成させられて。
挙句の果てに、監督職員が作成する事務的書類までこちらに作らさせ。
そんな役所がワークライフバランスなんて口にするな。恩恵を受けるのは役所だけ。
それにホントに技術も知識もあって頑張っている一部の監督職員さんたちが世間から同じようにみられてかわいそう。そういう監督の工事につくと頑張ろうとすごい思う。
これ今まであった公共工事の現実を書いた記事のまとめみたいな感じで良い記事なんだが、、、、
ダムカレーにもっていかれたな笑
筆者の方のお怒りまさしくその通りだと思います!
でそれを変えるためにはどうしたら良いと思いますか??
あなたが監督職員になればいいんですよ!!
多分それしかないと思います。
ネガティブすぎないかい?
今のご時世、設計変更自体は理由がつけば可能だし、その理由を発注者にわかりやすく説明できる受注者の能力の低下もあるのでは?
また、記事にある”無能”な監督職員へのクレームだってOB等を通じて行えば良いし、最悪でも監督職員の上司へ相談するなど解決の方法は結構ある様な気がするけど。
はいもろバレ。あなたは現場経験無いか、スーパーゼネコンで部下の補助員がわんさかいて全部やってもらっていた人かのどちらかですね。
全ての監督職員のみならず、民間工事の設計監理者にも読んでもらいたい内容だ。
心当たりがある連中がわんさかいそう。
『公共工事における監督職員は優秀で知識があるから、言われたことに忠実にすれば大丈夫だ。』
この考え方がまったく理解できない。
こっちがプロなんだから素人に教えてもらうことなんか何もないよ。
次の工事を受注できなくなったら困るので言えません、っていうのも理解ができない。
何か後ろ暗いことをして受注させてもらってるの?
そもそも、現場に出てくる役所の監督員なんて、大した権限も持ってない下っ端だから馬鹿でも問題ないんだよ。
相手の要求が契約義務の範囲を超えたら、そんなことをする義務はないってことを伝えるだけでしょ。
根拠を示せば円滑に断れるし、関係も悪化しない。
現場代理人に知識がないからややこしくなっただけ。
なんでこんなにナメられたまま仕事進めてるのかな。一番最初の変更でがっつり根拠と義務を詰めて、こっちの実力示しとけば、相手も気軽に口出ししてこないでしょ。
むしろ、この無能な監督員が、タダで色々やらせた功績で出世しそうで怖いわ。結果だけ見るとやり手の監督員じゃんこれ。
>『公共工事における監督職員は優秀で知識があるから、言われたことに忠実にすれば大丈夫だ。』
そんなこと書いてありました?
>次の工事を受注できなくなったら困るので言えません、っていうのも理解ができない。
嫌がらせ等で工事の評定点を低くつけられる事があります。現在入札は総合評価方式が主流になってきており低い点数は次回の受注に著しく影響します。
>現場に出てくる役所の監督員なんて、大した権限も持ってない下っ端だから馬鹿でも問題ないんだよ。
大問題です。公共工事です。税金使ってます。馬鹿で言い訳ないでしょう。
>相手の要求が契約義務の範囲を超えたら、そんなことをする義務はないってことを伝えるだけでしょ。
他のコメントからもわかるように嫌がらせ等がありできない、というのがこの記事がとりあげている問題点です。
他にも言いたいことはありますが、結果あなたが未経験者ということがわかりました。
急に未経験認定されて驚きました。
公共建築工事標準仕様書では工事の着手に先立ち施工計画書を提出することが定められていますが、監督員の権限は品質計画に係る部分についてのみで、それ以外は監督員の守備範囲外です。設計図書(数量調書も含まれます)に工法が指定されてないのであれば、詳細は自主施工の範囲でこちらが好きに決められると思います。
品質計画についても試験項目が標準仕様書に書いてあるんですから、担当監督員のレベルに現場が左右されることはないでしょう。最悪標準仕様書の読み聞かせを行うことになりますが、それで優位を取れるなら大した手間ではありません。馬鹿でも問題がないとはそういう意味でした。
また、この記事では指示書をもらえずに増額変更まで至れなかったようですが、上記にあるように着手前に計画書を修正して承認を受けなければ施工に至れません。
このことを知っていれば、変更した計画書の承認をするか、発注者の都合で工事の進捗を止めるか、役所側に選択させることができます。
施工計画書に協議の議事録と数量変更調書、概算見積書を付けて提出すれば、発注者都合による変更を示す根拠としては十分でしょう。
ちなみに金額の変更に際しては現場代理人と監督員にはその権限がないことにも注意しないといけません。必ず受注者・発注者名義で指示協議承諾を行う必要があります。
施工着手前までに、概算変更額の合意までできればまず安全です。変更計画の承認をもらえたなら、金額の協議に進むことは容易だと思います。
コメントを読んだ方を不快にさせる意図はありませんでした。
少しでも参考になれば幸いです。
未経験ではないとのことでそれは失礼しました。
誤解しないように初めに言っておくとおなたの見解は合っています。
まさにその通りです。が実際の現場(私は土木なので土木目線)はそうなることはほぼありません。原因は代理人の知識不足はもちろんですが、発注者が理解していない或いは、理解した上で監査等を気にし案パイのために指示してくるからです。
協議で書面上に記録しますが、発注者にとって都合が悪い場合(特に金額変更に係る場合)は絶対にサインしません。その場合現場は止まるわけですが、職人は日給月給が多数なのでそのままというわけにはいきません。その他実行予算、原価管理をしていればわかりますが止めること自体が大ダメージになります。大手のように1現場複数の技術者体制ならまた変わるでしょうが、ほとんどの中小は1人1現場が主流。
そこへ嫌がらせ等があったりと総合的に考えて折れた方が傷が浅いと考える人が多いです。請け負けと言われる理由です。
発注局や地域で違いはあれどそれが現実でしょう。変えていくべきと思うのでわたしはあなたと同意見故、日々戦っていますが。
その点考慮した上で本来のかたちはこうだと言うなら理解できます。
そんな理由で知識はお待ちだが現場経験は無いのかと感じてしまいました。改めて失礼しました。
技術士の資格を持ってるが、施工が分からないくせに口出しをする。監督職員や設計コンサルが多い
ゼネコンが扱うような工事はまだしも、今時の公共工事は一人で回すのが当たり前になってしまってます。
補助員が欲しいけど今日も自動追尾使って一人で丁張出し・・、日中現場見て書類整理や次の段取り等やり切れる訳ないと思うんだよね。
今の現場は、役所・地権者ともに曲者ぞろいで本当にきつい、昨今の建設業には本当に絶望しました。
若者なんて続く訳ないし、こんな仕事には関わらない方がいいと思います。
下請で監督をしてます。建設業では若手になりますが、いつ辞めようか考えるこの頃です。残業の多さだけでうんざりですが、お金の話だけでもスマートにならないものでしょうか。例えば大自然を相手に現場の状況が一変しても役所が変更を認めず、予定の倍の人数と日数をかけて終わらせても、元請は受注額に応じてしか支払わない。それもわかるが、そこがおかしい。実際に残業した2次下請には何の落ち度もない。施行条件が違うのだから、それに応じた再見積、請求をしていいはず。それが監督の力量に左右されていい問題なのかどうか。
監督職員です。私の現場ではそのような事が無いように努力をしています。
きつい現場が多いですが、ともに頑張りましょう。