個人的な目標を仕事のモチベーションにする
――思い出に残る仕事は?
橋本 長安口ダムの工事用道路の現場ですね。監理技術者として自分なりに「頑張った」と思える仕事です。ちょうど年度末の工事で、1〜3月はほとんど休みがとれませんでしたが、「しんどい思い」をした記憶がありません。通勤も車で1時間ほどかかりましたが、全然苦にならなかったです。没頭できた仕事です。
私は、現場を持ったら、個人的な目標を設定するんです。「点数何点以上取るぞ」とか「下請けさんから、また自分と仕事をしたいと思ってもらおう」とか。個人的な目標をモチベーションにするところがありますね。
――逆に思い出したくない現場は?
橋本 忘れました(笑)。

「女子力」には自信がないとおっしゃる橋本さんですが、ネイルはしっかりデコっていました。この日は「ドクロ」。なにやら意味深です。
やる気のない後輩を泣かして、辞めさせた前科
――周りは全員男の現場で苦労は?
橋本 女であることで苦労したことはないです。もともと自分が感じたことは全部言ってしまう人間なので。普段はニコニコしていますが、頭にきたら、元請けだろうがだれだろうが、構わず言いたいことを言いますから(笑)。
――後輩に対しても?
橋本 ええ。「こうして」と指示して、できなかったとしても、1回は我慢しますが、「二度目はないよ」とクギは刺します。
――女性技術者は増えて欲しい?
橋本 他の建設会社なら増えて欲しいです。いろいろとお話したいですし。ただ、大竹組にはいらないです。たぶんケンカになるので(笑)。
――ケンカ?
橋本 私には前科があるんです(笑)。大竹組への再就職前に勤めていた会社で。後輩の女性技術者を辞めさせたことがあります。その子は「やる気」が感じられない子で、2年間ほど我慢したのですが、あるときカチンときて、大声で叱りつけました。その子は泣いて帰って、翌日から出社しなくなりました。
カッコいいですね!逆に女性らしさを感じます!
男の子を産んだら生傷も絶えず、サニタリーボックスなんて家にさえ置いて置けなくなりましたが、飲んだら持ち帰るペットボトルよろしく、ジップロックとかで臭いも遮断して見えないようにポーチに入れて持ち帰った方が、なんでも会社でゴミを出すよりエコな感じがします!
これからも頑張ってください!
サニタリーボックスは必要です
サニタリーボックスの何が嫌なのか理解できません
私は今生理中です!と人に知られるのが嫌なんですか?
それは自分が女性であることに後ろめたさが、恥ずかしいと感じているからではないでしょうか
確かに「女性らしさ」を感じますね
でもその女性らしさは本当に正しいのですか?
生理現象です 堂々としていただきたい
こういう女性も居るのは理解できますが、こういう女性がカッコイイと思われ称賛するのは危ういと思います
結局、男寄りの女しか認めない…と言っているような気がします
次世代の女性が全員彼女のような性格なら良いですが、皆違います
彼女のようにあらねばならない…と思ってしまわないかが心配です
世の男性方、「彼女のような人も居る」程度に思って頂きたいです
そして、そんな女性をフォローしている男性の苦労もわかります
どんなに男のように振る舞って仕事をしても、所詮は女です
表には出さずとも気を使うところもあるでしょう
この業界に限らず、男女で全く同じ業務内容は難しいと思います
特に現場においては
平等ではなく、公平に!そして区別は必要だと思います