土木偉人その8.ヨハネス・デ・レーケ
明治の近代化政策において、オランダから招聘されたデ・レーケは、大阪築港や淀川、常願寺川、木曾川など日本各地の河川改修や、砂防、築港など多大な貢献をおこなった。
土木偉人その9.八田與一
廣井勇の薫陶を受け、日本統治時代の台湾総督府に奉職。台湾南部の烏山頭ダム建設による灌漑整備により、不毛の広大な荒れ地を台湾最大の穀倉地帯に変貌させ、そのハード事業とソフト対策によって農民や地域住民の生活を豊かにした。
土木偉人その10.ファン・ドールン
明治政府の命を受け、内務省土木局の長工師(技師長)として他のオランダ人技師を率いて河川事業に活躍した。国家事業としての安積疏水事業に貢献、日本の技術者のために「治水総論」「治水要目」などを著し、日本の治水土木を導いた。
土木偉人その11.赤木正雄
日本砂防の父と呼ばれる。安政の飛越地震で崩壊・堆積した立山カルデラの土砂災害を防ぐため、立山砂防システムの基盤をつくり、日本の砂防を世界的なモデルにまで牽引した。
土木偉人その12.エドモンド・モレル
明治日本が開国後、新政府は国の骨格となる鉄道建設のため、産業革命を最初に達成したイギリスからエドモンド・モレルらイギリス人技術者を招聘した。モレルは、日本初となる新橋~横浜間での鉄道開業に技術と情熱を捧げた。そして、日本の土木が自立していくための提案書を政府に提出、土木教育の嚆矢ともなった。
土木偉人その13.井上勝
長州藩から脱藩してロンドンに密航した井上は、鉱山技術や鉄道技術を学び、帰国後は、モレルの後を継いで全国の鉄道建設に生涯を捧げ、モレルの意思を鉄道技術者養成のための「工技生養成所」創設に尽力、鉄道の父と呼ばれる。
土木偉人その14.久保田豊
廣井勇の薫陶を受けた久保田は、朝鮮半島や東南アジアなどで水力発電所やダムといった大規模インフラ整備に尽力し、国民生活の豊かさの向上に貢献、国際コンサルティングの先駆的な道を拓いた。
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※「土木偉人かるた」の販売価格は、税込み1,836円。購入希望の方は、公益社団法人土木学会出版事業課までお問い合わせください。
平成30年度土木学会全国大会におきまして「ベスト・イノベーター・オブ・土木偉人」と題した広報関連行事を開催いたします。一般の方もご参加いただける行事でありますので、ご興味のある方は、是非ご参加下さい。
土木で30年働いてきたが、誰も知りませんでした。それでも大丈夫ということですね(笑)
カルタ欲しい
土木学会もおもろい事やってるんだなあ