極限まで水セメント比を減じたコンクリート
岡さんは自らの手によって生コンを打設する。小さなピースごとに丹念に、無理のない範囲で施工する。そのロットはせいぜい0.1~0.2m3程度。現代の建築とは手の掛け方がまるで違う。
現代の特殊な混和剤に頼らず、極限まで水セメント比を減じられたコンクリートは中性化が進行しない。水セメント比は36%以下。つまり、鉄筋がさびることはないから、理屈では鉄筋コンクリートの寿命がないということになる。専門家によれば、この「蟻鱒鳶ル」という建築物は、200年寿命を保つとされている。
一方、一般的な建設現場での生コン打設は、ポンプ車や生コン工場から届く生コン車などを用いて、階層ごとに一気に打設される。そのロットは100~200m3と大規模だ。そのため、生コンスランプは18㎝など柔らかく設定され、水密性を高めるために特殊混和材が多く用いられ、その度合いは年を追うごとに高まっている。
どうだろう。結局誰も作らせてくれないから自分で作ったのでしょう。本人もおっしゃてるけど建築家としては才能を感じないし、魅力はない。ただ、話題を作り買い手を見つける事が出来そうなので、目論みは成功したのではないかな、今後施主を見つけ依頼をされるかは微妙。
岡さん懐かしいなぁ。前にほぼ日で連載してたのを見て、会いに行ったことあるなぁ。
北九州より広島の方が原爆でいいひとが駆逐されたせいで治安が悪い、みたいな話を聞いたのが記憶に残ってる。