所長を悩ませる現場員2人
ある現場での話です。
私の他に男性の先輩現場員が2人いて、彼らはその現場に配属された時から馬が合わず、犬猿の仲でした。
お互いに若手で年も近かったせいもあるかもしれませんが、何をしても意見が合わず一緒に作業するのも難しくて所長を悩ませていました。
共同作業できない彼らからこぼれてくる作業を処理したり、バラバラに行動する彼らの進捗状況を所長に報告したりするのが、いつも私の役目です。「仕事なんだから、いい加減にしてくれないかな・・・」と、さすがの私も少し不満に思っていました。
彼らがお互い会話もせず、別々に行動するものだから、私は彼らの間を駆け回り、伝書鳩のようになんとか現場を進めていました。
仕事の場なので別に仲良くしてもらわなくても良いのですが、性格的にお互い拒絶していて最低限の連絡もしないので、私が無駄に動き回らなければいけなくて、日に日に現場の動きが悪くなっていくのが分かりました。
コンクリート打設中に殴り合いのケンカ
そして、真夏の土砂降りの中、コンクリート打設をするある日のことです。
その日の打設量は全工程の中で一番多く、朝一からバタバタしていて、夕方定時までに無事打ち終えるためにみんなピリピリしていたのですが、相変わらずその2人は別行動。連携も取れずとても面倒くさかったのですが、コン打ち真っ最中の現場のど真ん中で、とうとう大げんかをしだしました。
きっかけは「年下のあいつが俺にタメ口をきいた」という、本当にくだらないことでした(笑)。
暑いし土砂降りだし、次々とコンクリートが届いて休憩もまともに出来ずイライラしていたせいか、もう手がつけられないほどの殴り合いの大げんかが始まり、職人さんもどうしていいか分からず、現場が止まってしまいました。
別のところで作業していた私は、打設作業が急に止まったので何事かと現場へ走っていき、彼らの仲裁に入りましたが、女の私には男の本気の殴り合いは止められません。
コン打ちは時間との勝負ですし、「現場をまとめる立場の人が何をしているんだ!」と私はいよいよブチ切れました。
「お前らしょうもないことでケンカするな!そんななら今すぐ現場から出て行け!」と大声で怒鳴りつけ、現場を再開させました。(注:私は現場で一番下っ端 で、私の周りは全て私の先輩です。)
まさかの後輩女子からの怒号に2人は本気で驚いたのでしょうね。すぐに2人で一緒の作業に戻って行きました。
私は現場を進めることしか頭になかったので何の迷いもありませんでしたが、その日の作業が終わりふと思い出し、一応2人に謝りに行きました。
私は現場の潤滑油かもしれませんが、「あんたらのオカンじゃない」というのが本音です。
ただ、所長はその現場にいた職人さんからその事件を聞いたらしく、あとで「お前、やるな」と満面の笑みで言われました(笑) 。
素晴らしい!
土砂降りでコン打ちはちょっと問題w
こういう話で小町つけるのやめようか?
女でも怒鳴るよ!的な…ドヤ感しか受け取れないなぁ
20代女性管理者なら、現場でのやり取りとかじゃなく、女視点で管理側からの改善策とかを記事にしていかないと。
仮説トイレの水洗化の徹底とか。
現場内での泥よけマット常設とか。
と、小町歴17年のおばさんは思うのよね。
ここのサイトって、個人のブログ的な話題しか無いのかな?
本当にそう思います。
個人のブログで書いてもらいたい内容。
私すごいでしょ感がすごくて…
私も同じような職場環境ですが読んでいてあまりいい気分ではなかったですね。
下っ端の私が!!とおっしゃられていますが、上司になっても高圧的な言い方しかできない上司になってしまうのではないかなと思ってしまいました。
やはり建築業界はまともな奴いないんだなと再度強くつよーく実感しました。
土砂降りの中、生コン打設って何だろう??