若手を教育する建設技術者の不足
今、中小零細の建設会社には、若手を教育する技術者がいない。
いや、正確に言うと「4大管理」を教えられる、あるいは「4大管理」が出来ている技術者が圧倒的に少ない。
1級施工管理技士、または2級施工管理技士の資格取得者なら、誰しも理解しているだろうが、「4大管理」とは主に、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理を指す。この4つ全ての管理については、実際に現場に出ている施工管理技士でも、自信をもって「出来る!」と言う人は少ないのではないだろうか。こと、原価管理が出来ている技術者はそう多くない。
よく採用面接などで「官積算が出来ます!」と言う自信満々の方もいるが、実際に仕事をしてみると残念な結果が続く。これは実行予算と官積算の区別がついていないからである。実行予算は実際に施工した際の予定であり、見積もりである。対して官積算は、設計者がどの歩掛りを使用して設計したかどうかである。
官積算が出来ないということは、「設計の考え方が分からない=実行の原価が適切かどうか把握できていない」ということである。すなわち、問題の原因がどこにあるかが分からず、一生懸命にやったのに結果的に持ち出し工事となってしまい評価されない。
いい記事だけど、新しい技術を知らない人ほど、この記事は届かない気がする、、、
悲しいかなその通り(-_-;)
なんでもかんでもとは言わないが、色々と変わって行くべき時代になった気がする
たしかにそう思います。私も中小企業に勤めます。現場監督と作業員を兼任しながら仕事してます。最新技術機器を導入してほしいです。