純和風?のBM事業部
——広島市の北西部で開発が進む「ひろしま西風新都」内に、BM事業部の事業所を新設されるそうですね?
前土井 10月末完成を目指して現在、建設しています。この場所を選んだのは広島自動車道「広島西風新都IC」を通じて山陽自動車道、中国自動車道など高速道へのアクセスが便利なことが最大の理由です。弊社には市内西方面から通勤する社員が多い点も考慮しています。
事務所棟の外観は、まったく建築会社の拠点らしくありません。というのも、沿道の用地500坪と周辺に整備されていた梅苑(ばいえん)約600坪を一緒に購入したことから、社長が和風のイメージにこだわったんです。白壁や焼杉板をあしらった純和風の建物なのでカフェに間違えられるかもしれません(笑)。
敷地内には来春までに大小3台の橋梁点検車両を配備しますが、出払うことも多くなると思うので格納庫は作りません。メカニカルな特殊車両がそのまま見えるので、梅苑や和風の建物との不思議な取り合わせが話題になりそうです。
——BM事業部の陣容と稼働後の予定は?
前土井 当面は私を筆頭に社員3~4人、下請会社の4~5人で切り盛りしていきます。基本的には車両が届くと同時に稼働に移るイメージです。とりあえず、1年間は事業部としての活動を試行錯誤してみる方針です。
ただ、国内に高機能を備えた橋梁点検車の数が少ないことから、橋梁の中にはしっかりメンテナンスできていないものも多いはずです。
——責任の重い事業ですね?
西日本豪雨をはじめ、このところ各地で大きな地震や台風などの自然災害が続いているので、インフラ整備でも危機意識は高まっています。
人々の生活と産業を支える橋梁の延命や維持管理は、社会的な課題のひとつです。この特殊な分野の土木事業で培った総合力と技術力で、橋の安心・安全を維持していくことが、私たちBM事業部の責務だと考えています。
小さくても良さそうな会社ですね。これから成長しそうです。
国内に数台しかない特殊車両を輸入して橋梁検査及びメンテナンス業務にチャレンジされるという社長さんの先見性と土木建設業者としての使命感のような心意気に感銘を受けました。
公共インフラの老朽化が全国的な社会問題になっている昨今ですが、継続的な安全点検及び補修等で重大事故を未然に防いでもらいたいと思います。特殊車両が活躍している施工現場を目にする日も近いですね。
庭園と一体化した社屋も素敵ですね。現場で苦労されている社員さんの憩いの空間になることでしょう。
皆さんの法被姿に社歴の重みと団結力を感じました。
最後の写真にぐっときました。これぞ、金儲けだけじゃない建設業のかっこよさですね。
確かにぐっときました
高校生を招待した現場研修や最新型ドローン測量デモなど、私も是非参加したいものです。
大雨災害を教訓に広島の未来を背負う会社として今後の成長に期待しています。
いい会社だなー、転職したいー