発注者の「この看板良いわ〜」で「商売なるんちゃうか?」
5年ほど前、営業先のある建設会社社長から「現場アピールになる絵を描いてくれんか?」と頼まれた。その辺の紙にマジックで描いた絵を渡すと、気に入ってくれた。絵をコピーし、現場の仮囲いなどに絵を貼った。発注者からも「これ良いわ〜」とほめられた。現場周辺住民からも「わかりやすい」と高評価。その後何度も現場の絵をリクエストされるうちに、「商売になるんちゃうんか?」と思い始めるようになった。
もともとイラストを描くのが好きだった。営業で回っている際、商品カタログを渡しても、ロクに見てもらえないので、手描きイラスト入りのチラシを自ら作成。ひと目で商品のポイント、メリットがわかるよう工夫した。すると、チラシでアピールした商品が飛ぶように売れた。イラストが持つの威力、描く楽しさに気づいた端緒だった。
「イラスト看板で商売したい」という思いは募っていったが、1件数万円の稼ぎ。独立にはなかなか踏み切れなかった。島さんには、土木資材会社に勤める前、黒壇などの銘木を取り扱う会社を経営していた過去がある。創業時は18才。木材輸入が滞ったことなどから、35才で廃業。会社清算手続きなどで苦労した記憶が残ってることも、決断を鈍らせた。
ある時、「このままサラリーマンを続けても、つまらない老後しかないなあ」という思いがよぎった。娘も大学を卒業し、手がかからなくなったこともあり、「そんなに儲けなくても、好きな絵を描いて、お客さんが喜んでくれるなら」とついに重い腰を上げる。
「僕より絵の上手い人はいくらでもいる。僕より土木知識にある人もいくらでもいる。ただ、僕より絵がうまくて、土木知識のある人はそうはいない。何より僕が自信があるのは、発想の柔軟さだ。これは絶対的なもので、僕の強みはここにある。これがあったから独立に踏み切った」と振り返る。
いいおっさんだな。うちも頼みたいけど、遠方は平気なのかな。
その問題になったという豊満なイラストを見たい笑
豊満なイラスト見たい!
こんなおっさんが萌えキャラデザインしてたら確かに変態にしか見えない
でも筋が通ってて面白い社長だなー自分のとこでも使ってみて近隣住民の反応見てみたい