看板デザインは打ち合わせゼロ。「僕が全部、勝手に決める」
看板デザインの決め方もシビア、と言うか風変わりだ。まず顧客との打ち合わせは一切しない。「全部僕が勝手に決める」。強制的な「お任せ」だ。「こだわり」か「わがまま」か、判断が分かれるところだ。
価格設定も独特で、イラスト入りもなしも価格は同じ。「イラスト入り看板を広めたかった」ねらいがあったからだ。中には、「時間がないので、絵はいらない」という客もいたが、「納期には間に合わせるが、なんとしても絵を入れる」と突っぱねたこともある。信じがたいが、これまでに顧客からのクレームはないと言う。

島さんお気に入りの女の子のキャラクター。名前はまだない。
「絵を描くたびに、これが自分の最高傑作だと思って出している」。意外にも、絵に対するこだわりは強い。自分の絵を見るたびに「常にこうしたら良かったと思ってしまう」そうで、「まだまだ自分にはノビしろがある」そうだ。顧客がブログを見て指定したイラストが気に入らず、新たに勝手に描き直したこともたびたび。「絵を書くのが好きというより、面白い絵を描くのが好き」と分析する。
ミニスカートの豊満な女子で賛否
島さんのデザインの考え方は、例えば河川工事の場合、他の看板が「河川工事をしている」ことを伝えるものであるのに対し、「河川でなにをしている」を伝える点に特長がある。イラストも、ブロックを積むとか土を取るとか、動きのあるもの、何をしているか伝わるものを描く。「看板は、お年寄りとか、子どもに興味を持ってもらうのが最優先」という思いがある。
この点、また評価が分かれそうなエピソードがある。国発注のある現場のため、ミニスカートを履いた豊満な女の子の警備員の等身大イラストを描いたことがあった。寝ている時にアイデアが浮かび、一心不乱に描いた。出来上がった実物は、職人などにはバカウケだったが、地元の教育委員からクレームがついた。奥さんにも「あんたのやっていることは、変態と紙一重だ」と苦言を呈される。看板は撤去に。ただ、島さん自身はまったく懲りず、むしろ「プロになれると確信した」と言う。ここまで来ると、良識ぶるのも、バカバカしくなってくる。
いいおっさんだな。うちも頼みたいけど、遠方は平気なのかな。
その問題になったという豊満なイラストを見たい笑
豊満なイラスト見たい!
こんなおっさんが萌えキャラデザインしてたら確かに変態にしか見えない
でも筋が通ってて面白い社長だなー自分のとこでも使ってみて近隣住民の反応見てみたい