東北地方整備局局長表彰 平成28年度丸山地区道路改良工事
——今回の工事の概要について簡単にご説明ください。
一般国道7号(青森環状道路)の安田地区交差点改良事業として、平成26年度から工事が実施されており、本道路改良工事はその第四期工事となります。
一般国道7号青森環状道路の青森インターから安田交差点間は、交通量が24,412台/日(H22道路交通センサス)と多いにもかかわらず、暫定2車線区間のため、ピーク時の走行速度低下が著しく、また渋滞に伴う追突事故も発生しています。
今回の工事は、山側を拡幅し、下り車線側を2車線化することで、渋滞の緩和と事故低減を図るものです。
工事名 | 平成28年度 丸山地区道路改良工事 |
工事概要 | 道路改良、道路土工、法面工、排水構造物、構造物撤去工事 等 |
発注者 | 国土交通省東北地方整備局 青森河川国道事務所 |
工期 | 平成29年3月31日~平成29年10月10日 |
受注者 | 株式会社 木村建設 |
施工場所 | 青森県青森市大字三内字丸山地内 |
請負金額 | 111,672,000円(税込) |
監理技術者 | 阿部 雅彦 |
現場代理人 | 秋村 一成 |
——今回の工事で特に重視したこと、また大変だったことは何でしょうか?
当たり前のことではありますが、安全管理には気を使いました。具体的には「ダンプトラックの安全管理」「高圧送電線への安全対策」「作業員の熱中症対策」を行いました。
ダンプトラックの安全管理
掘削によって発生する約16,000m3の土砂を19km先の残土受け入れ地(青森市浪岡)まで運ぶためには、往復3,700回走行する必要があり、走行時の事故防止を目的に、以下の安全対策を実施しました。
① 朝礼時、運転手各自に安全運転宣言書へ署名してもらい、日々の安全運転への意識向上を図った。
② 走行ダンプへ通常より大きな垂れ幕(前面)及びマグネット板(背面)を取付け、安全運転を心がけるよう第三者への見える化を図った。
③ 全車にドライブレコーダーを貸与し、走行時のデータを記録に残すことにより、もらい事故や走行時のトラブルを防止した。
④ 過積載防止のため、ポータブル車両重量計にてダンプトラック全車両の重量確認を実施し、安全走行の徹底に努めた。
高圧送電線への安全対策
切土部に高圧送電線が走っているため、作業時は常時監視員を配置して注意喚起しました。また、高圧電線への接触やバックホウのブームが旋回時に施工区域を超えることを防ぐため、「バリヤー警報装置」も設置し、事故防止に努めました。
作業員の熱中症対策(休憩所の快適化)
夏場の工事となるため、現場内の熱中症対策には留意しました。その他に取り組んだのが、休憩所の快適化です。休憩中にスマホを操作したい若い作業員も多いので、フリーWi-Fiを設置しました。この取り組みは作業員からも高評価でした。
おお、青森の木村建設についに神様降臨!
若い人がいるのが羨ましい。しかもイケメン揃い笑。もっと彼らの声とか苦労話なんてのを聞きたかったな。
今後の現場運営の参考になりました。
マシンガイダンスによるバックホウの操作については、経験の浅いオペレータには難しいかもしれません。そうなんだよな〜
さすがconcom