施工の神様 powered by 施工管理求人ナビ
  • 施工の神様とは?
  • 記事掲載・取材をご希望の方へ
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設用語

【現場探訪】青森発、生産性向上と働き方改革。東北地方整備局局長表彰を受ける

  • インタビュー
  • 技術を知る
公開日:2018.11.20
  • シェア
  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 3 コメント
  • メールで共有

監理技術者としての心構え

——阿部さんが監理技術者として工事を担当する際に日頃心がけていることは?

阿部雅彦さん(監理技術者)

阿部 常に評価される工事をしたいと考えています。そのために新しい工事を受注するたびに、何かひとつでも新しい試みをしようと心がけています。

実は以前、継続工事の計画書を発注者に提出する際に、前の工事を参考にして計画書を提出したところ、担当者に「前と同じやり方では評価されませんよ」とストレートに言われ、ショックを受けたことがありました。

その時から、常に新しいことを採用できないかという意識を持つようになりました。今回、ICT土工や週休二日といった新しいチャレンジができたのも、そうした心がけによるものだと思います。これからも積極的に新しいもの、新しい方法・考え方を採り入れたいと思います。

——秋村さんが若い技術者(下請け専門業者も含め)と接する際に心がけていることは?

秋村一成さん(現場代理人)

秋村 私自身、今の若い技術者の人たちとどう接したらいいのか試行錯誤しているという感じですね。私たちの若いころは、先輩に質問すると怒られるので、先輩のやっていることを「見て盗む」ことが求められました。今は、最初に答えを教えてあげないといけません。答えを教えてから、何故それが必要かを伝える。そうしないとなかなか理解してもらえないかもしれません。

建設業だけではないと思いますが、若い人たちは、納得したことでないと動こうとしないタイプが多いようです。また、自分から質問していくタイプも少ないかなと思います。個人的には、どんどん質問して欲しいとは思っているんですけどね。頼られるとうれしいですし。

木村建設の若い技術者たち

今回の取材では、木村建設さんの若い技術者の方々にもお話しを聞くことができました。これからの建設業界を支えていく人たちの思いを紹介します。

左から山口大樹さん、鳴海臣彦さん、三戸泰也さん

——鳴海さんは今回の工事にも携わったそうですが、ご自身が参加した工事が局長表彰を受賞されて、どんな感想を持ちましたか、また、今回の経験から今後の現場監理に活かせると思ったことはありますか?

鳴海 今回は高圧送電線の安全管理を担当しました。自分自身土木工事は未経験だったのですが、初めての土木工事で、局長表彰を受けるような工事に携われたことを大変うれしく思います。また、今回の経験で安全面の重要性を再認識させられました。今後自分で現場を持った際は、この工事で学んだことを積極的に取り入れ、良い現場を作っていけたらなと思います。

——三戸さんと山口さんもまだこれからいろんなことを学んでいくと思いますが、これから建設業界で良い仕事をしていくにあたり、どんなことを心がけていきたいと思っていますか?

三戸 私が心がけたいことは、ひとつの事故で命を落としかねないので、安全第一で作業し、安全管理を徹底していくことです。また、現場を動かしていく上で、職人さんなどとのコミュニケーションが大切なので、作業の打ち合わせ等をきちんと行い、現場の安全と明るい作業環境を提供し、より良いものを造っていきたいと思います。

山口 工事関係者や地域の住民とのコミュニケーションを大切にして、事故なく工事を完成させたいです。今の現場のような道路改良工事であれば、自動車や歩行者が安心して通行できるような道路を造っていけるように心がけたいです。

おわりに

日建連は週休二日の実現へ向けてさまざまな取り組みを行っています。しかしながら、大手ゼネコンでさえ、その実現には越えなくてはならない壁がいくつもあります。

そうした建設業界の中で、地方の建設会社が実現したICT活用と週休二日の実践。さらには、実際に経験してみて課題に思ったことなど、参考になれば幸いです。

【取材協力・資料提供】
株式会社 木村建設 http://www.kimken.co.jp/

※この記事は、一般財団法人 建設業技術者センターが運営する建設技術者のためのコミュニティサイト『ConCom』の記事を一部編集のうえ転載したものです。

人材採用・企業PR・販促等を強力サポート!

「施工の神様」に取材してほしい企業・個人の方は、

こちらからお気軽にお問い合わせください。

«1234
  • この記事をシェアする108
  • この記事をツイートする5
この記事のコメントを見る3
こちらも合わせてどうぞ!
証券会社というフィールドから土木を動かす 元国土交通省職員からの提言
証券会社というフィールドから土木を動かす 元国土交通省職員からの提言
【異色の経歴】国土交通省から大和証券グループへ転職 土木学会若手パワーアップ小委員会の連載企画「土木辞めた人、戻ってきた人インタビュー」。第5回目は、国土交通省を退職し、現在は大和証券グループでエネルギー・インフラ分野の...
建設業界を変える歴史的な政策、「建設企業間の労働力の融通」も
建設業界を変える歴史的な政策、「建設企業間の労働力の融通」も
各建設企業が熟知すべき『建設産業政策2017+10』 建設業は、大手ゼネコンから地域建設企業、末端の専門工事会社まで、激しい人材獲得競争に見舞われ、建設業界は全体的に大きく変貌せざるを得なくない状況にある。 それを象徴す...
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
※本記事は『建設ITワールド』の許諾を得て掲載しています。 「BIMを活用したいけれど、人材が見つからない」「どう始めたらいいの?」—そんな悩みを解決するのが、ウィルオブ・コンストラクション(本社:東京都新宿区)が提供す...
【大矢洋平】3Dデータで「土木」が儲かるワケ
【大矢洋平】3Dデータで「土木」が儲かるワケ
土木の寵児と3次元施工 今、従業員13名の小さな土木会社に勤めている39歳の男が、3Dデータなどの最先端技術を駆使し、土木施工の新しい境地を切り開いている。その動向には国土交通省や錚々たる大手企業も注目。昨年コマツとNT...
【核心】工業高校の生徒を採用する極意 建設業振興基金
【核心】工業高校の生徒を採用する極意 建設業振興基金
経営者必読の報告書『建設企業が行う工業高校生採用活動の取組事例集』 一般財団法人建設業振興基金(内田俊一理事長)が、『建設企業が行う工業高校生採用活動の取組事例集』という報告書を2017年12月にまとめた。 この報告書は...
10年後の地域建設企業はどうなる?東京大学大学院・大橋弘教授にインタビュー
10年後の地域建設企業はどうなる?東京大学大学院・大橋弘教授にインタビュー
「10年後の地域建設企業は、一体どういう方向性で進むのか」――この議論を行うため、国土交通省は有識者会議「建設産業政策会議」の中に、3つのワーキンググループ(WG)を設置した。そのうちの1つである「地域建設業WG」の初会...

この記事を書いた人

ConCom(一般財団法人 建設業技術者センター)
この著者の他の記事を見る
一般財団法人 建設業技術者センターが運営するコミュニティサイト『ConCom』は、現場の技術者が「知って得する、読んでためになる」コンテンツを提供しています。技術力の向上と建設技術者の地位向上に役立てていただきたいと考えています。
【現場探訪】青森発、生産性向上と働き方改革。東北地方整備局局長表彰を受ける 【現場探訪】青森発、生産性向上と働き方改革。東北地方整備局局長表彰を受ける

施工の神様をフォローして
最新情報をチェック!

  • フォローする5388

現場で使える最新情報をお届けします。

  • 施工の神様
  • インタビュー
  • 【現場探訪】青森発、生産性向上と働き方改革。東北地方整備局局長表彰を受ける
  • 施工の神様
  • 技術を知る
  • 【現場探訪】青森発、生産性向上と働き方改革。東北地方整備局局長表彰を受ける

コメント(3)

コメントフォームへ
  • - 2018/11/20 9:31

    おお、青森の木村建設についに神様降臨!

    若い人がいるのが羨ましい。しかもイケメン揃い笑。もっと彼らの声とか苦労話なんてのを聞きたかったな。

    今後の現場運営の参考になりました。

    返信する 通報する
  • - 2018/11/20 10:11

    マシンガイダンスによるバックホウの操作については、経験の浅いオペレータには難しいかもしれません。そうなんだよな〜

    返信する 通報する
  • - 2018/11/20 18:08

    さすがconcom

    返信する 通報する

コメントする コメントをキャンセル


コメントガイドラインをお読みになった上で投稿してください。

email confirm*

post date*

あなたも施工の神様に記事を投稿してみませんか?
おすすめ記事
  • 【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

    【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

  • 点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

    点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

  • 「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

    「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

  • 「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

    「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

  • 建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

    建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

  • 人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

    人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

注目のコメント
  • 権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 公務員なんて、甘ったれのわがまま人間の巣窟。特に、バブル世代にパワハラとかするのが多い気がする。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 34℃で湿度がどれくらいか判断出来ないが今日びの38℃超え猛暑に比べればまだまし。 皆が言う体調管理なんかで対応出来る範囲を超えている。 朝一番から警戒レベルMAXが普...

    最高気温36℃の”猛暑日”。舗装工事は中止すべきか?【熱中症対策】
  • 勝手に喫煙休憩するな→即飛び蹴り シュールなコントみたいだな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 辞めていいんじゃねーか? 下請けの奴隷ならともかく、大手ゼネコンの現場監督ならやりたい奴いくらでもいるだろw

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 若くても無能なら要らない

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • そんな無能はやめた方が現場のためだよ

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 飛び蹴りは普通に罪にならないか?

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 休憩するなら水分取るだけで充分なのにねwタバコまで吸いに行き注意されると即飛び蹴りとはヤニ中毒は危険だな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 結局本人の申告によるものでしかないので、無理がありますよ。 すべての作業員さんにカメラつけて録画でもするならば別ですが。 公共工事にしろ民間工事にしろ、昔からすれ...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 熱中症チェックシートは本当に不毛。 挙句の果てに、それを書いていても熱中症が発生したら「管理が甘かったからだ!」といってチェック項目を増やしたり、記入内容の真偽を...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 建設業界のパワハラと言うよりは特定の会社の特定の上司のパワハラ。

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 返信した人の日本語もわかりません。 やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 建設業界って 何処に業界のパワハラをかいてるの? やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 所長が部下の人間性を否定するような現場がうまく回るはずがない。 現場は信頼関係で成り立っている。 現場の雰囲気は主に所長がつくりあげあてしまう。そのような管理職が...

    65歳以上と外国人は、全員”安全弱者”のヘルメットバンドをつけろ!? 納得できない話
  • この著者は神様とは思えないです まず、職人は工程を縮めたいんじゃなく無駄が嫌いなんです。それは管理者もだと思いますよ。 無駄=損害ですからね。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • スーパーゼネコンの監督とは仲良くなれないな。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • まったく現場の事を理解していない! もっと色んな事を経験して、勉強して下さい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • 不仲は横柄で生意気ななゼネコンのセコカンが原因だと思いますけどね。 舐められない様な教育受けているので仕方ない所もありますが。 職人さんも見栄えよりも工数へらして...

    「不仲説」 現場監督と職人
  •  不仲なら発注しない、請負わない。 お互い仕事できなくなればいい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設
    用語
【PR】施工管理技士の転職に特化した求人サイト
施工の神様ロゴ
  • 施工の神様とは?
  • 原稿募集
  • 取材ライター募集
  • 運営会社
  • PR・プレスリリース
  • プライバシーポリシー
  • 広告掲載について
  • お問い合わせ
Copyright © 2025 WILLOF CONSTRUCTION, Inc. All Rights Reserved  リンクフリー
施工の神様