熊本県でも良質なコンクリート構造物を。合言葉は「QC活動」
熊本地震の発生からちょうど1年が経過した2017年4月。熊本県県南広域本部の土木部技術管理課長の山本茂雄は、自身がキーマンとなり「県南コンクリート構造物品質確保推進協議会」を立ち上げた。
県南コンクリート構造物品質確保推進協議会の設立目的は、高品質かつ高耐久なコンクリート構造物を築造することだ。
「重要構造物の多くはコンクリート構造物です。その品質・耐久性は施工プロセスに支配されるのは言うまでもありません。
不適切な施工をすれば構造物の寿命を縮め、社会的・経済的な損失が大きくなります。適切に施工することにより、より耐久性の高い構造物が築造可能です」と山本は話す。
県南コンクリート構造物品質確保推進協議会の合言葉は「QC(クオリティー・コントロール/品質改善)活動」。QC活動を通して、高品質で耐久性のあるコンクリート構造物の構築を目指してきた。