部下をフォローできない管理職は失格
次に、出来高を確保するためには、管理職はふんぞり返っている前に、部下を助けるべしと申し上げたい。
管理職として、会社のヒエラルヒーの段階を少し上がってきますと、「部下の仕事を手伝うと全体が見えなくなる」という言葉も耳にするようになります。そのせいか、疲れ切っている部下を傍観しているだけの上司もみかけます。
しかし「自分も昔は大変だったんだ」などと時代遅れなことを言っている場合ではありません。
昔より一人当たりの出来高は上昇していることお気づきでしょうか?
部下のやっている仕事に手を出せ、と言っているわけではありません。ただ、時として「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」(おったまげの)古い言葉ですが、この山本五十六の名言「やって見せ」を200%やらない上司が多くないでしょうか?
繰り返しになりますが、手を出せということではありません。こうやれば早くできるという方法を部下に示すも良し、そして、「そこまでやらなくても、ここまで」と、まずはゴールを手前に引き寄せてあげたり、または引き寄せるための方策を考えたりすることは、管理職にしかできないことではないでしょうか。
そういったことを何もしないで、「働き方改革だから早く帰れ!」と言い、そして「締め切りは守れ!」と言う。これは「管理」ではありません。
仕事の配分もできない、部下を救う手立ても講じられない、そんな管理職は、最後の手段として、自分に力がないことを認めて、とっとと増員または有能な人員の補強を図るべきでしょう。
せめてそれくらい、管理職として行うべきです。
こういう記事を管理職経験者の方がかけるんですね
若輩ですがたのもしいです
東京スカイツリー、凄い