意匠図面を読めない土木の人間
そもそも土木と建築は、全てが違うと言ってもいい。
構造図面はまだしも意匠図面となると、土木の人間は全く図面が読めない。無理もないのだが、「この会社はよくぞ建築の仕事をやろうと思ったな」と呆れた。
建設コンサルタントが「現場承認用の施工図などが一枚も出ていない!どうするつもりなんですかね?」と逆に聞いてくる始末だ。
とにかく、コンサルの言い分を正確に伝える事。コンサルの主張を事務所の中の土木の人間に通訳する事。私の仕事はそこから始まった。
呆れた話はキリがないが、印象深い話を幾つかしよう。
金属製建具をめぐる土木と建築のバトル
厳重に梱包された日本からの金属製建具が到着すると、数量・寸法検査を済ませ、間配りをしてから取り付けていくのだが、この現場では「金属製建具の取り付けの解釈」が大きく違っていた。
土木の人たちは「すぐに取り付く」と思ってるらしく、取り付け専門の職人も居ないのに、「総数60程の建具なら、2日もあれば楽勝でしょ?」と私に聞いてきた。
「冗談じゃない!」と私は即答した。専門の取り付け職人が手配されていないし、しかも、今まで一度も金属製建具に触ったことも無いような現地ワーカーたちに指示しながら取り付けていかなければならない。
高さ・垂直・水平を測定する機械もロクに無い状況で、正規の位置を決め、枠周囲のコンクリート内部の鉄筋に、アルミフレームを傷つけずに枠を溶接で取り付けるだけでも、試行錯誤の連続で簡単じゃないことは明らかだ。
おまけに、現場には正常なレベルの機械が一台しかなく、建具取り付けのためにレベルを占有することもできない状況だ。
やむを得ず、透明ホースに水を入れ、それでレベルを確認しながらの作業となった。今時こんな方法でレベルを計るとは、いくらアフリカと言えども思いもよらなかった。
私は現地ワーカーに説明し、基点の位置を外壁に付けられた信用できるレベルマークから追い出した。
やっと一つの開口の腰高の水平線が引けるまで、2時間も掛かった。
土木工事の監理をやっているものです。
私たち土木屋からすれば、建築工事の遅れや日程変更のおかげで、外構工事が突貫になる事が、珍しくありません。私たちからすれば、建築業者が元請けだしお客さんだからあまり強く言えません。
ちょっと、建築は土木を見下してるじゃないですかね?あと、コンクリートを打設する前に型枠の中を掃除して何が悪いのでしょうか?貴方の会社は品質は考えてないのですか?
遅れているのに職人を引っ張っていくのはさすがにおかしいでしょう。
掃除したきゃ土木の作業員さんに頼めばいいのではと言いたいのでは??建築の作業員を引っ張るのがおかしいということだと思いますが??
あと建築の遅れがと言いますが、そもそもの工期が適正じゃない物件が多すぎるからです。それは施主のせいですけどね。
建築・土木云々ではないでしょう。
そもそも視野が狭く、了見も狭い。
そうかな?土木と建築というのはどうでもよくて問題はそこではない気がします。海外案件が増えるにあたって参考になりました。
土木とか建築の問題じゃないだろこれ。
土木屋で建築やっとりますがそこの技術者の問題とチーム全体の信頼関係の問題でしょうに。
それを土木全体化のように言われて土木屋を見下す。
下らない
お互い様ですわなw
下手なレベルよりも水盛り管、下手なレーザーよりも下げ振りの方がよっぽど正確で間違いないんですけどね。建具の枠程度ならレベル、レーザー有っても精度確認怪しかったら水盛り管、下げ振り使います。
便利な道具の時代だけれど臨機応変、知恵を使えない人間が増えちゃったよね。
下手なレベルやレーザーが現場にあることが問題なのでは?
土木の会社?建築の会社?と言うよりは、海外のレアケースなのでは?
日本では、ゼネコン以外の土木屋は大きくまとまった工種以外は自分で施工しますが、建築工事は全てに置いて何屋と称するの者が職人気取りで仕事してますよね?
部分部分では必要な時も有りますが、昨今色んな〇〇屋が増えてるのは何故?
建築屋さんは国交省の作業員分類を理解して下さい!