新人教育は建設業界の未来を担う仕事
今まで教えてもらった事が無いのに、人にモノを教えることはとても難しいことです。
しかし、人を教えることは、人を知り、自分を知ることのできるかけがえのない経験です。
また、建設業界の人手不足は紛れもない事実です。現場の一線にいる私たちが技術を継承していかないと、日本の建設業界の未来はありません。
新人の教育係とは、「日本の建設業界の未来を担っている」という矜持を持つに足る役目なんです。
私も今の勤め先に新卒で入社して7年ほどたちますが、これまで多くの新卒や中途社員の教育係をしてきました。
入社した当時は徒弟制の空気の中で過ごしてきましたが、会社も人材教育に注力し始め、今では指導状況の報告から資格試験のための学習時間の報告までするようになりました。また、外部の講師を呼んだ指導力強化の研修も受けました。
今回は、今まで教えてもらった事が無いのに人に教えないといけない、そんな「せんせいのたまご」になる方に向けて、どのように新人に接し、教育していくべきかを私の経験からお話したいと思います。
建設業界の新卒は年齢も経歴もバラバラ
建設業界に入ってくる新卒はさまざまです。建築学科の大学院まで出ている人から、工業専門学校を卒業してすぐに入社する人もいます。
最近では「第二新卒」の枠で、社会人として3年目、4年目くらいの人も「新卒」として入社することがあります。同じ新卒でも、年齢は10近く離れているケースもあります。
いずれにせよ、建設業界に意気揚々と入ってきた新卒たちは、素直に貪欲に仕事を覚えようとする人が多いです。
そういう人たちは、こちらが手をかけなくても、自主的にわからない事を聞いてきて、吸収していきます。そして、積極的に失敗してくれます。失敗も一つの勉強となり、ステップアップのきっかけとしてくれます。
もし忙しくて、質問にすぐに答えることができなくても、へこたれずに待ってくれます。
このような「素直」な新卒たちは、総じて仕事に対して強い興味や関心があります。そのため、こちらからその興味や関心に対して積極的にアプローチをかけ、尊重していくと、彼らはグングン成長していきます。
こうした素直な新卒たちへの教育は、教える側としても楽しいものとなるでしょう。
しかし、新卒は素直な人ばかりではありません。
中には、どうもひねくれていたり、学生時代に学んできたことやキャリアのようなものにプライドを持っている、「意識高い系新卒」も多いんです。
意識高い系と馬鹿にする先輩社員にマウントを取られいじめられ適応障害になりました。
絶対に許しません。
なかなか難しいですが、美化したり卑下するのではなくありのままを伝えるべきですよね!
ただ、ありのままを知るには社外、業界外を知らないと比較級で語れない。残念ながら建設業界は閉鎖的でそこが苦手
千場さんからの受売りですが。
意識高い系は、、、、見かけを飾ることに励む。成功者の表面だけをまねて、なぞろうとする。誰もがその裏側で、地道な努力を重ねているというのに、地道な努力を何より嫌い、昭和な考え方だと見下している。
意識高い系は、、、、自分がいかに価値ある人間かを、価値ある人間と知り合いであることを使って示そうとする。身の丈に合わない人とつき合おうとする。
意識高い系は、、、、身の丈に合わない人脈づくりに励む一方で、身の丈に合った人々に対して、私はあなたたちとは違うオーラを出す。会社の仕事の多くは、基本、チームワークなのに。だから、仕事で成果が出せないし責任ある仕事を任せてもらえない。
意識高い系は、、、、自分が好き。頑張っている自分が好き。頑張って成果を出すことではなく、自己成長のために頑張っている自分を自画自賛している。