社会的要請の変化に乗り遅れてはいけない
建コンは、戦後復興期に成立し、近年までのインフラ不足の時代において道路や橋、ダムといった社会インフラを「建設(=調査・計画・設計)」することで社会的要請に応えてきました。
しかし、現在のインフラ充足の時代においては、「建設」することが必ずしも社会的要請に応える行為だとは言い切れません。それは、一時期の公共事業悪玉論や土木バッシングといった厳しい世論が代弁してくれています。
また、最近の報道記事では、建コンの存在に対して「提案はするがその先の事業リスクはとらない。そんな提案にイマイチ信用が置けない」、「自らのリスクで投資して地域で事業を立ち上げた経験など皆無。これでは名ばかりコンサルタント」といった批判も見られます。
我々は、こうした批判を真摯に受け止め自戒しなければなりません(すべてを真に受ける必要はありませんが)。このことは、今の社会的要請と建コンの役割にギャップがあることを指摘してくれています。と同時に、建コンへの期待の裏返しともとることができます。
事業量をみても、建設行為のより上流側の政策提言や案件形成の部分、より下流側のオペレーションの部分で多く予算がついています。
建コンは、これまでの「建設」一辺倒のビジネスモデルから脱却し、複雑化・多様化した社会的要請に応えるような「建設+α」(=事業の多様化)のビジネスモデルへとシフトすべきではないでしょうか。
また、「建設+α」へのチャレンジに対しては、PPP/PFI、コンセッション、O&M、指定管理、ソーシャルビジネス、クラウドファンディングなど多様な制度・仕組みが整備されてきており、時代も後押ししてくれています。
そしてなによりも、「社会的意義を感じたい」、「社会に認められる仕事をしたい」という若手世代の強い願いをかなえるためにも必要なのです。
こうした「建設+α」の流れは、徐々に業界内でも拡がりつつあり、決して夢物語ではありません。公園指定管理やレンタサイクル事業、観光事業など、建コン企業自らが出資し事業運営に乗り出している事例が増えてきています。
建コンの社会的使命は、「建設」することではありません。「社会を豊かにする」ことです。であれば、「建設」という行為は”手段”であり”目的”ではありません。
これまでは「社会を豊かにすること=建設」でしたが、これからは「社会を豊かにすること=建設+α」になるはずです。本質を捉えればシフトチェンジは当然のことなのです。
事業を多様化するなら、キャリアと働き方も多様化すべき
それでは、「建設+α」を目指す上で、建コンで働く技術者はどのようなキャリアを歩み、どのような働き方をすべきなのでしょうか?
これまでの技術者のキャリアは、「建設」という社会的要請に応えるために、国家資格である技術士を取得し、管理技術者になり業務を受注するというスペシャリストとしてのキャリアが一般的でした。というより、その単線的なキャリアしかありませんでした。
しかし「建設+α」の時代においては、スペシャリストだけでは不十分です。「建設+α」の時代のキャリアには、「技術士+α」の選択肢が必要です。
これからのキャリアは、スペシャリスト以外にも例えば、イントレプレナー/アントレプレナーやパラレルワーカー、フリーランス、ワークシェアなど、多様な選択肢にもとに自らのキャリアパスを思い描くべきです。
そして、会社は多様な人材を積極的に受け入れ、事業の多様化に対応すべきではないでしょうか。
働き方においても、現状は極めて画一的です。
「専業」でないとダメなのか。「正社員」でないとダメなのか。「オフィス」で働かないとダメなのか。「9時始業」でないとダメなのか。「休日が日曜日」でないとダメなのか…など、現状の働き方に疑問を持つべきです。
例えば、週3日は会社で働き週2日は地域のNPOで働く。例えば、経験・能力を発揮できるプロジェクトを選別しプロジェクト単位で契約して働く。例えば、勤務時間の20%は興味関心ある研究に費やす。例えば、自宅近くのコワーキングスペースで働く。例えば、妻の子育てを手伝いながら在宅勤務する。例えば、通勤ラッシュを回避し楽な時間に通勤する。例えば、観光地の混んでいない平日に休暇をとる。
といった働き方はできないものでしょうか。
このような問題提起をしている本質的な目的は、何も働きやすい環境を作るべきだと主張したいからではありません。
多様なキャリア・働き方を受け入れ、多様な価値観を持った人材が育ち・集い(ダイバーシティの実現)、個々がフラットに議論することでイノベーションが生まれる。その結果として、社会に新たな価値を提供できる魅力的な業界になるというビジョンがあるからです。
これこそが、「建設+α」の時代の社会的要請に応えるために、建コン業界が目指すべき姿なのではないでしょうか。
書いてあることが酷く寒いです。
実力の伴っていない、半端な人の考えというのが如実に表れています。
余計なことをしていないで、仕事に集中するべきだと思います。
新しい建設業界の方針は霞ヶ関が決めてくれます。お下知に従っていればいいのですから。
そもそも、昔から日本の経済が官主体で進めてこられた結果、豊かになったことを忘れてませんか?
もう一度、鏡をみることです。
大手とそこで働くジジイたちが国に従い続けてきた結果、今の業界は良くなってるか?
他の業界は常に変わろう、成長しようとしていて、それが称賛されるのに、建設業界だけは何かしようとすると「俺たちもこうしてきたんだからお前たちもこうしろ」みたいな謎の精神論で押し潰される
長年閉鎖的な世界で培った了見の狭さが業界ダメにしてることにいい加減気付け
わけのわからん横文字を並べて、一人前のふりしていることほど滑稽なものはないですね。
そもそも、他業界は外国との競争があるけども、建設業界は少ないでしょう?
あっても、土人相手なので、業績として安定もしない。
就職する業界を間違えましたね。
お悔やみ申し上げます。
建コンは発注者のお手伝いから成立した職種ですが、今は提案型のスタイルを望まれています。またそれがそのまま評価に反映されますね。
言われるがままだと、企業として淘汰されてしまいます。
建コンは斜陽産業なのか、これからも生き残るのか、立場はつらいところも多々ありますが、だからこそアップデートしがいがあります。
そこで多くの仲間が働いているわけで、
今よりもっと幸せに働けたらサイコーじゃないですか!
そんなことを考えてアクションしてます!!
官僚が役に立たねーから建設コンサルが必要なんだろ。
そして、お前みたいなやつがいるから若手が希望を持てないんだろ。
じゃあ、官僚になれば良いのにwww
某新聞に「整備局発注業務、納期平準化進まず」って記事出てたね
全整備局で目標未達成だって
国がやることやらずに残業規制だけ進めるってどうなのよ
そりゃ、空気読んでサビ残しろってことよ。
国は我々民間よりもさらに旧態依然としているようですね。
上級国民:国や自治体の発注者
下級国民:建設コンサルタント業者
発注遅い、納期がきつくなる、無理させるので単価上げる、ぐらいは考えて欲しいよね。
今まで国や自治体の税金で食わせてもらってたくせに、他業種と比較したり、真似したり……。
おこがましくないか?
まずは、業界を挙げて恩返ししろよ。
あと、ゼネコンとの比較もするなよ。
困猿はものをつくってないし、責任も負ってないのだから。
色々ご意見はあるでしょうが、日経ビジネスなどビジネス雑誌を読んでください。他業種の動向も見れば現状維持的なスタンスでは未来がないのがわかると思います。決して若手だけの問題ではないですよ。
特にコンサル業界の皆さんは業界内しか見ていないような気がします。
テラワロス
米欄見たがそりゃ若手減るわ。
施工管理技士です。
率直にいって全部ではないですが、わからなくもないです。
それに自身の考えをもっているのは好きです。
ただ、技術士の方はやはり実務経験、および施工管理をもう少し学んだ方がいいと思います。
個人的主観ですが、維持管理系の設計はあまりにいい加減なものや、物理的に不可能な設計が多すぎます。
しわ寄せが、施工管理技士の技術者に集中している現状をしってもらいたいと思いました。
ただ自分とは違う角度からの考えを知れるのでこれはこれでよかったです。
次の記事もたのしみにしております。
現場で学びたい気持ちが無いわけではないが、プロジェクトを複数抱えているケースが多いので、建設中の現場に通うのが物理的に難しいって場合もある。
難しいけど、施工業者と擦り合わせしながら設計進められればいいよなって思う。
いや、発注者飛ばして、とかなに寝言いってるの?
下働き無勢がそんなことできるわけないでしょ?
さぁさぁ、はやく無駄に分厚い報告書の作成に戻って。中身がおかしかったら瑕疵でやり直させるからな!!
結局はまだまだ「建設」にしがみついていくようにしか見えない。それと、苦労してとった「技術士」活かしたいんだろうけど所詮は資格だよ。
これではこの先も、ここに湧いてるような小役人共にこき使われ続けるんじゃないですか。もっといろんな業界見て発想力鍛えたら。