多能工になれる職人の資質
多能工は誰でもなれるでしょうか?
なれる可能性はあります。
とくに、なれる可能性が高い人は、視野が広い人です。
施工の中で大事なことは全体を見渡し、全体をある程度把握する能力。空間認識能力ってやつです。現場の状態や関係性を把握出来るかどうか? コレは非常に大事です。
コレは常に意識することで鍛えることが出来るので、現場の状況を常に確認する癖を付けてみて下さい。
そしてもう一つは、全ての現場の責任を負える人です。
多能工になれる人はほぼ親方です。親方は現場の責任者です。その現場でのミス、部下のミスの責任を負う必要があります。
部下のヒューマンエラーも全て上司の責任。こういう風に思える人はホンモノの親方です。
じゃあ、全て親方の責任かというと、実際は会社の責任です。会社の社長の責任です。
それが組織という縦社会の責任構造だと私は思っています。
だからこそ、親方が責任と勇気を持ってガンガン会社に利益をもたらしてくれる。その素晴らしい親方に若い職人がついていく。この構造が一番健全なような気がします。
多能工は全体を把握でき、かつ責任感のある人がなれる。
こんな話も、私と彼の間で繰り広げられました。
単能工では多能工に勝てない
そして、うちの話をちょっとだけしました。
うちの場合、吹付からアンカー、ロックボルト、ロープネット工事まで全てうちで完結出来ます。今はそれが売り(笑)。
当然、施工計画から完成書類、建設CALSの全てにおいての施工管理も出来ます。各種機械もほぼ全て揃っています。そのうち、それが当たり前になると思います。
が、今はまだ法面班、アンカー班、ネット班、施工管理で分かれている状態です。
しかし、これからは多能工の時代です。全てが完璧に出来なくとも、ある程度まではこなせる職人が求められています。
単能工も必要でしょうけど、圧倒的に多能工には勝てません。今はこれが最強だと思っています。
単能工が多能工になれば、とりあえず最強になれるんです。
みんながみんななれることは無いでしょうが、若い方にはチャレンジしてほしいです。
出来る環境に無ければ、チャレンジできる職場に行けばいいんです。そういった会社がこれから増えていけば良いなと私は思っています。
今回は若者との話の中で、私も非常に学びになりました。
給料アゲアゲでガンガンの職人になりたい!
まだいるじゃん!そんな本気で職人になりたい若者が!!!
自分の目をしっかりもって、そういう彼らを応援できる会社にしていきたいと改めて思いました。
※この記事は「新エンタの法面管理塾」の記事を一部編集して掲載したものです。
多能工が良いと言うが
器用貧乏な人をよく見る
無能工にどれだけ無駄金払ってるか(笑)
教える技術が無い人ほど時間を尺度にマスターさせたがる。そーゆー人からは離れるのが利口だよね。
覚える人(自分)の質は自分で上げられるけど、質の良い教えてくれる人は探さないとね
無能工…うまい笑
確かに自分は変えられるけど、周りは変えられないからね
成長するにはいい上司がいるところに身をおくのが一番の近道だね