やった感出したいだけなら、やめちまえ!
――女性として土木の世界で働くことをどう思いますか?
ヒロやん 女性ということで、やたら祭り上げられると思うことはありますね。例えば、「けんせつ小町女子会」という集まりがあったとき、とりあえず参加したりとか。あまり話は盛り上がりませんでした。まあ、オジサンの考えることなので(笑)。ただ、それじゃダメなので、やたら盛り上げ役に徹しました(笑)。
あと、どういうわけか2月14日(バレンタインデー)に設定した現場見学会のまとめ役をやるとか。「あ〜」と思いながらやったこともあります。周りは土木女子のためにやっているんだと思うんですけど、「あ、なんか祭り上げられている」と思って、ハッとわれにかえることもありますね。
――とりあえず女性技術者に集まってもらって、いろいろ意見を出してもらって、「ハイ終わり」みたいな?
ヒロやん そうです。「女性の意見をまとめてくれ」と言われたので、メモをとって渡したんですけど、その後、なんにもやらないわけです。
「この会、なんだったんだ!」
「わざわざ遠くから来た人もいるのに、フィードバックないんかい!」
「ただ、意見聞いて、やった感出すだけだったら、やめちまえ!」
と思いました。
――(笑)。
ヒロやん そもそも、単純に「女子会をつくれば、女子が群れる」かというと、少なくとも、私にはそういう考えはあまりないので。
――職場ではどうですか?
ヒロやん だいたいどこの職場でも女性技術者は1人なので、チヤホヤされます(笑)。「初めまして」と挨拶すると、「お、ヒロやん、よろしくね」みたいな。
――ヒロやん?
ヒロやん 社会人1年目の配属早々、アダ名がついてたんです(笑)。女性1人だと、良くも悪くも目立つと感じています。自分の知らないところで、ウワサがひとり歩きしてるんだろうなと感じることもありました。
――ずっと働いていたら、やはり気持ちの浮き沈みはありますよね。
ヒロやん 相当ありますね。私は、喜怒哀楽がすぐ顔に出ちゃうんです。不機嫌なときは終始無言ですし、上司に時々悪態ついちゃうんですよ。
すると、上司は「山田さ〜ん、なんでそんなこと言うの〜」と悲しそうにすがってくるんです。それで私も「まずい!」と思いとどまるんですけどね(笑)。周りからは「わかりやすい」と言われています。
――ストレス解消法とかあります?
ヒロやん 休みはとにかく外で遊んでます。朝から晩まで。基本的に家にはいません。だから、あまり休んでないですね。あとはひたすらTVですね。
――では、最後に静岡どぼくらぶのアピールを。
ヒロやん 「土木のCLUB(仲間)」が「土木をLOVE(好き)」になる! がコンセプトの”静岡どぼくらぶ”は、これからもあの手この手で建設産業を盛り上げていきます。
是非、興味のある方は、YouTube静岡どぼくらぶチャンネルで動画の再生回数を1回増やしてから、ご連絡ください(笑)。
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