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小さな工務店の職人から、大手ゼネコンの海外技術者へ。アジアに中東、アフリカの現場を渡り歩く男の生き様

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公開日:2019.11.22 / 最終更新日:2020.02.28
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11月からアフリカ・ギニアの現場で働くことが決まった花畑宗明さん

11月からアフリカ・ギニアの現場で働くことが決まった花畑宗明さん

目次
  1. 小さな工務店の職人から、大手ゼネコンの海外技術者へ
  2. 父の背中を追い型枠工になるも、会社が倒産
  3. インドネシア、インド、サウジアラビアへ
  4. もう一度、海外で働きたい
  5. 海の向こうには、見たことのない世界が待っている

小さな工務店の職人から、大手ゼネコンの海外技術者へ

職種も、職場も、国も――。常に新しい環境に飛び込み、自己研鑽を続けてきた男がいる。

花畑宗明さんは高校を卒業後、父の背中を追い型枠工になるも会社が倒産。一時、建設業界を離れた。しかし、ふとしたことから建設業界に戻ることになり、技術者へと転身。中東や東南アジアの火力発電所の建設現場で経験を積み、今年から大手ゼネコンが手掛けるアフリカ・ギニアの学校建築現場で働くことが決まっている。

元々、小さな工務店の職人から始まった人生。それが、今では世界を股に掛ける技術者へと変貌を遂げた。その裏には、飽くなき向上心と好奇心、そして妻の支えがあった。

彼はなぜチャンスを手にし続けることができたのか。42歳、花畑宗明さんの半生を追った。

父の背中を追い型枠工になるも、会社が倒産

大阪で生まれ育った花畑さんは、工業高校を卒業後、型枠工となる。父も型枠工だった。「親父はどんな仕事をしているのだろうか」。父の背中を追って建設業界へ入った。

就職したのは、従業員5人の小さな工務店だった。担当したのは、主にマンション建設現場。現場仕事はキツかったが、中習いとして現場をこなす度に身に付く技術に確かな成長を感じていた。

そんな中迎えた、入社9年目の2005年。平成不況の煽りを受け、勤めていた工務店が倒産した。

以降、建設需要・投資はしばらく減少の一途をたどり、建設業界は長らく冬の時代を迎えることになるのだが、自身も建設業界の行く末に一抹の不安を感じていた。

花畑さんは一つの決断を下す。低迷する業界との心中を避けるように、型枠工としての道に見切りをつけた。その後は大手人材派遣会社に転職。人材コーディネーターとして、求職者との面接や赴任対応、会社説明会の企画・運営などを担当した。建設業界からは完全に離れた。

この人材派遣会社に在籍時、今の妻と出会い、結婚。この結婚を機に、妻の実家・長崎に移り住むことになるのだが、それは同時に再転職を意味していた。

何の縁か、移住に当たって知人から紹介してもらったのは、設計会社だった。期せずして、もう一度建設業界に足を踏み入れることになる。

この転職こそが、彼の人生の転機となった。

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