ブルーシートの上からグリーンネットで防風対策
そして次に、風対策ですね。
ブルーシートは風の影響を受けやすいため、土嚢を置いたりしていますよね。
それでも十分対策になるのですが、出来ればもう1つオススメしたいのがグリーンネットです。
よくゴルフ場等にある、あのグリーンネット。これをブルーシートの上に掛けます。
なぜかと言うと、ブルーシート+土嚢は1土嚢の荷重が1箇所にしか伝わらないです。
例えば、1m×1mのシートの角に4つ土嚢を置きます。真ん中に風が一気に入り込んだ時に真ん中が押し上げられて土嚢が外れてしまう可能性があります。
この上にグリーンネットを掛けて、土嚢を置いたとします。真ん中に風が入っても、ネットにも力が分散されているのである程度抑えることが出来ます。
これって土木の台風養生ではかなり一般的なんです。チカラを分散させるためにネットを使用するんです。点で抑えるよりも面で押さえるってイメージです。
この考えを家屋等に使用した時にこんな感じですね。

屋根破損個所の養生方法
破損している以外の所も覆ってください。
なぜかと言うと、一部が破損しているということは、その他の部分も破損している可能性があるからです。
何度も仮設工事するよりも、1度でしっかりやった方が安全です(最終的に修理する意味で書いてます)。
ブルーシートを2枚掛けるコツですが、4つのカドを合わせてロープなどで縛ります(針金・番線・インシュロック等でもOK)。2枚がズレないほうが極力良いですね。
屋根にシートを張り(破損部を中心に出来ればなお良い)、その上からグリーンネットを張ります。
グリーンネットとブルーシートは、出来ることならハトメ等を使用して一体に出来ればなお良いです(ハトメ強度は気にせず)。
グリーンネットは地面まで来ていればそこに土嚢なりを置いてください。出来るだけグリーンネットはピンっと張った方がブルーシートに荷重が掛かります。
上記では屋根の上に土嚢が書いてありますが、無くてもOKです。
恐らくですが、2人いれば1家であれば半日くらいかと思います。
どうせやるならこれくらいやったほうが結局安そう