現場のトイレを開けたら、男性が入っていた
――西松建設に入社して何年目ですか?
迫さん 入社8年目です。西松建設の女性の土木総合職の第一号として入社しました。それまでは女性の建築総合職しかいませんでした。同期の女性は私ともう1名だけでした。
入社当時は、会社に女性の土木技術者がいなかったので、現場のトイレや更衣室などの設備が整っていなかったので、「現場ではなく、本社で勤務してくれ」ということで、最初の5年間は環状2号線の開削トンネルの現場に行ったことはありましたが、東京本社での内勤が中心でした。
――女性ということで、苦労はありました?
迫さん それなりにありましたね。いろいろなことが男性目線になっていたので。例えば、作業服が男性体型だったので、ウエストがブカブカで、自分の体型には合いませんでした。安全帯なども重かったので、大変でした。
ただ、会社からは「現場などでの要望があったら、ドンドン言って来て」と言ってくれたので、その後、急激に女性の受け入れ体制が整ってきています。最近は毎年4〜5名の女性の土木総合職が入社していて、1年目から当たり前のように現場に配属されています。
――トイレは大変だったでしょう?
迫さん 最初に行った現場のトイレでは、男女共用のトイレが2つ、小用が1つありました。あるとき、トイレの扉を開けると、カギをかけずに、男性が入っていたことがあって、スゴくびっくりしました。「きゃー」みたいな感じで(笑)。
それ以来、カギをかけていても自分で使うのがコワイので、その現場のトイレは使いませんでした。
――どうしたんですか?
迫さん 徒歩10分ぐらいのところに会社の事務所があったので、そこのトイレを使っていました。
「女性特別視はやめてください」と会社に直訴
――男の職場にいることの戸惑いは?
迫さん 最初はありましたね。普通にセクハラしてくる人もいました。「土木に来たなら、このくらい平気でしょ?」と言った人もいました。ただ、大半の人は、「建設現場に女性を増やさないといけない」ということで、協力的でした。
現場だと、どうしても言葉遣いが乱暴になることがあります。私が女性ということで、先輩などは気を遣ってくれて、乱暴な言い方があまりなかったのですが、その分指示を出してもらえなかったところがありました。「あ、それはコッチでやっとくから」みたいな感じで、同年代の男性職員との仕事の差を感じました。それは少しさびしかったです(笑)。
「ちょっとでも認めてもらいたい」ということで、体力的にはキツかったけど、意地になって男性と同じように仕事をしたこともありました。そんなときにも、先輩などから「体力的な部分は仕方ないので、ムリしなくて良いよ」と声をかけてもらったので、ずいぶん助かりました。
――最近は、会社としても「なにかあってはいけない」ということで、女性に対して過保護になっているようだけど。
迫さん 例えば、単身赴任する女性は、必ずオートロック付きマンションに住まわせなければいけないとか、「女性は別待遇」みたいな風潮はありますね。
「逆に男性からの反感を買うので、やめてください」、「女性だけでなく、男性も含めた環境改善を考えてください」と会社には言いました。その結果、女性を特別視する風潮はかなり改善されたと思います。
――特別扱いは嬉しくない? むしろやりずらい?
迫さん そうですね。女性だからではなく、個人の能力で判断してほしいですね。
>「逆に男性からの反感を買うので、やめてください」
当たり前です。男性にも感情があります。
今はどの会社も役所も女性優遇で、女性という理由でクローズアップばかり。女性用の更衣室ができました、女性が初めて配置されました、この仕事しているのは女性です・・・・・・
女性であることや女性視点が正義だと思っている人(特に経営者)はほんとに多い。
そして、意識改革はいつも一方的に男性に課す。
そんなに女性がいいなら、早くすべての社員を女性に入れ替えたらいいと思う。
私は社会人スタートが保育士だったので、男性の保育士は20年前は気持ち悪いと言われたりしましたが、建設業の女性が働く環境にこの業界に入って感じています。トイレ・更衣室ぐらいで女性を現場配属しても魅力ないと思います。形骸化されたものよりもしたい仕事をして平等に評価されないことが問題です。
そもそもここでドボジョと、女性を特別視した表現使ってしまう事が、業界全体で特別視しているという事にならないかな。
トイレを開けたら男性が入ってたからギャーギャーって、自分で女性を特別扱いしてるよね!現場に入ったら目的はひとつ、工事の無事完成まで自分に与えられた仕事を真っ当する以外何も無い!
業界全体がまともな人だけなら
良いですけどね。
トイレ扱いされて望ましくない妊娠をしたら
どなたが責任をとってくださるのでしょうね。
「女性だからではなく、個人の能力で判断してほしいですね。」
・・・それだと結局女性不利な結論になるのでは?
仕方がないから便宜的に「女性だから」にしてあげているんだと思うが。
あと「会社に直訴」って訴え先はもともと会社なんだから「直訴」とは言わんだろw「社長に直訴」とかならわかるが。