人は24時間働けません
メンテ工事では、24時間を使って仕事をすることがあります。
定時まで仕事をして、書類整理をしている時間に客先から、「突発工事対応できる?」という一言。運転中の配管から漏洩し、緊急停止したため、一刻も早く復旧させたいとのことです。
運転中のプラントを緊急停止すると、原料の受け入れや製品の出荷、運転員の稼働など日常の流れが止まってしまいます。そうなった場合の損失額は、1日当たりで億を超えるのだとか。まさに緊急事態です。
というわけで職人さんを呼び戻し、19時頃から作業を開始します。工作場にあった材料でなんとか応急処置をして、漏れテストが終わった頃には日付が変わっていました。
しかし、「本当にありがとう、助かった」というねぎらいの言葉をうけ、体は疲れていても心は晴れやかです。それに正直言うと、このような突発工事は儲かるのです。さすがに通常単価ではできませんからね。職人さんもそれを分かっているから、「こき使いやがって、大変だったぞ」と口では言いながらも、やり遂げたような、満足そうな表情です。
建設工事では同じようにはいきません。19時に電話しようものなら、「何時だと思ってんだテメー!」とまでは言われないとしても、対応できないことがほとんどです。メンテ工事から建設工事に移って私は、定時というものの意識が変わりました。
人は24時間は働けないのです。
土日って休みだったの?
メンテ工事には、緊急停止や突発工事が起こらないようにするために、定期修理工事というものがあります。定修や、定期メンテなどと呼ばれ、時期を決めてプラントを停止し、設備の点検や修理を行うものです。停止期間を最短にしつつ、次の定期修理工事まで安定して運転できるようにすることが目的となります。
土日は作業を行うことを前提に工程が組まれ、平日も残業をすることが多いです。大変ですが、やり遂げた時の達成感も大きいものでした。「人生の目的はここにあった」というのも大げさではありません。給料も増えますしね!
建設工事では、このような工程は組みません。
国土交通省の方針では、4週6休以上の休日を推進しようとしています。定期修理工事のように、土日も普段どおり作業ができるものと考えていたらダメです。国の方針ですからね。土日作業をする必要があれば、早めに客先や元請に相談しましょう。
すげぇ参考になる
わかる・・・【通し】って言葉ありますもの
朝やって、夜やってって 24時間現場・・・
突発なら仕方ない、と思ってしまう自分の
マインドにも問題があるかもww