建設工事は、何でもできればいいわけではない
メンテ工事の施工管理をやっていると、何でもできることが求められたりします。決められた短い期間で工事を終わらせなければならず、予定外の腐食や漏洩が発見されたりするからです。
そのような余裕のない中で、的確な対応ができると非常に助かるのです。「どうすればいいでしょうか?」と細かい部分まで聞いていては仕事が滞りますからね。少々の配管漏れなら自分で増し締めをして止めたり、気密テストも自分で行ったりすることもあります。
建設工事ではそうはいきません。一人でなんとかできる物量ではないですから。そのため、細かく担当分けされていたり、同じ配管工事でも複数の業者が入っていたりします。
担当外のところへ手出し口出ししても、混乱するだけで、個人の責任範囲を超えてしまいます。ですから、素直に担当の方に対応していただくようお願いしましょう。
追加工事の扱いの違い
メンテ工事をやっていると、追加工事が大量に発生します。装置を開放して内部を清掃していたら補修する必要がある箇所が見つかったり、配管を切り替えようとしていたら内部が詰まっていてもっと広範囲の取替が必要になったりです。
追加工事ありきで安く受注して、追加工事で利益をあげる、なんて考える人もいます。実際そのくらいのほうが、不測の事態にも対応できて、客先としては助かるのかもしれません。
建設工事では、設計変更や工程の変更がなければ、基本的に追加工事の費用は認められません。最初の見積もりを安くしておいて、追加工事で利益をあげよう、と考えていると赤字になるかもしれませんので、気をつけましょう。
…以上、石油化学プラントでのメンテ工事と建設工事の違いと注意点についてお伝えしました。
どちらの仕事も楽ではありません。ですがそれ以上に、生活の基盤を支えるプラントの運転に関わることはやりがいや達成感を感じられるものです。体調には気をつけて、長くこの仕事を続けていきたいですね。
ご安全に!
すげぇ参考になる
わかる・・・【通し】って言葉ありますもの
朝やって、夜やってって 24時間現場・・・
突発なら仕方ない、と思ってしまう自分の
マインドにも問題があるかもww