ネコ?アングル?何を言っているのか理解できず
――岡田さんは?
岡田さん 私は入社1年目で、今の現場が最初の配属先です。
――男性ばかりの職場で、戸惑いとかはなかったですか?
岡田さん 特になかったですね。この業界に入る時点で、「周りは男の人ばっかり」だということはわかっていたので。私は、人とのコミュニケーションが得意で「誰とでも関わりたい」という感じなので、不安はありませんでした。
――OJTの最中ですか?
岡田さん そうです。入社6年目の先輩(山田昂平さん)が指導員で、一緒に仕事をしながらいろいろと教えてもらっています。ただ、実際に自分で何かすると言うより、見ていることが多かったので、仕事を覚えたというには「まだまだだな」と感じています。
初めての現場ということもあり、耳にするのは知らない用語ばかりで、まずそれを覚えるのが大変でした。特に作業員さんが使う専門用語が全く分からず、はじめのころは何を言っているのか理解できないことが多々ありました。理解しないと、次の作業に進めないので、会話する中で必死に覚えていきました。
――例えば?
岡田さん 「ネコ」とか「アングル」とかですね。
――山奥のトンネル現場ということで、大変なことは?
岡田さん 夏場、トンネル内は外よりは涼しいのですが、湿度が高いので、蒸し蒸しして大変です。トンネルの現場とは言え、明かり工事などで外に出ることもあるので、日焼けにも気を遣います。冬場は冷え込みますが、トンネルの中は出口側をシートで覆っているので外にいるより比較的暖かく、防寒具を着れば大丈夫です。
――先輩の言葉で印象に残っている言葉は?
岡田さん 「自分の身は自分で守らないといけない」という言葉が印象に残っています。
技術士は絶対に取れ
――資格とかは?
長さん 技術士(建設部門)を取りました。奥村組では、7年ほど前から技術士を倍増させるべく、技術士試験に関する社内講習を実施するなど、資格取得支援に力を入れています。上司からも「技術士は絶対に取れ」という激を飛ばされたこともあり、頑張って取りました(笑)。
奥村組は、1級土木施工管理技士を持つ社員のうち、技術士を持つ社員の割合は、ゼネコンの中で5番目に多いんです。
岡田さん 私の場合、まずは1級土木施工管理技士ですが、いずれは技術士を取得したいと考えています。
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