大型パネルで、大工仕事はホワイトになる
――今後の大型パネルの方向性は。
塩地 ニーズは止まることがないと思っています。今までの住宅ビジネスは、新築40万戸のうちトップシェアは1万戸という次元でしたが、大型パネルはそれを超えていくでしょう。
大工の高齢化と減少は止まらない上に、要求される住宅品質レベルはますます高まっているため、規模としては10万~20万というユーザーが大型パネルを支持してくれると確信しています。
――工務店業界は今後、どうなっていくでしょうか?
塩地 工務店業界はFCに帰属する傾向が強まり、”どう販売するか”にシフトしていますが、ここにやや危機感を抱いています。まず、原点は”どうつくるか”にあるべきです。つくる点については、ただ大工がいればいいという時代は終焉を迎えています。大工を大切にしながらも工業化を受け入れて、”工務店とは製造業”と定義すべきです。
それを忘れて、工務店はサービス業という側面が入りすぎた中で、大工が一斉に離反しました。離反した理由は、相応しい待遇を用意しなかった点にありますが、もし工務店が自身を製造業と定義すれば、生産の担い手を大事にしていたでしょう。しかし、現実は生産の担い手を低待遇にしてしまったため、大工は失望とともに離職してしまったのです。
大工の労働環境を向上させ、ホワイト企業化すれば、人材も確保できます。大型パネルを導入し、生産性を向上することで劇的な工期短縮も実現可能です。
建設業の現場生産はすでに、「建設業だから仕方ない」という言い訳が通用しない時代が到来しています。だからこそ建設業は製造業化を目指し、品質とトレサビリティを求め、そして働く人々のホワイト化を急ぐべきです。
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職人不足は深刻な問題です。
それを補う建築工法の一つとしてとても有用だと思います。
ただし在来工法も技術継承として残さなければならないです。
大工不足を招いたのは主にゼネコン又はそれらを見習い建て売り業者はたまた新生工務店等の請け負い単価の値下げが何よりの原因です。大工やその他の業種の職人と称する皆様口を揃えてリスクの割に単価が安過ぎてやる気にならん!長年職人をしてきた皆様は今更やめられないから出来るところまでやってるだけ、若い衆の育成など理不尽すぎて職人になれとは言えない!
私も大工ですが子供達には今は昔と違い職人は一番カス扱いされている職業だから他の仕事を進めます。
そもそも職人の醍醐味といえばやっぱり稼ぎがいい所でした。
今は何処よりも稼ぎがリスクの割に悪い最低の職業となりました。
職人を活気づけて増やしたいのなら20年前の単価に戻すべきです。
今でも客単価は前より高いはずなので一番儲かっているのは大元だけだと思います。
改善するべき所は沢山あります頭でっかちばかり集まって訳のわからん必要のない仕事ばかり増やして職人いじめをやめない限り職人のなり手は今後増えません。もっと職人と言う職業のいい所を理解して実行すればまた若い人達が集まってくることでしょう。
それから、現場監督達のマナーは最低です。言葉遣いも知らないし職人を小馬鹿にしている輩が多いですね!
マナー向上も必要だと思います。
職人の方がマナーがいい様にも思います。
長いコメントですがこれはほんの一部の内容です。
とにかく単価向上が鍵です。
ゼネコンにして地場の工務店にしても、ほとんどがどれだけ中抜きできるかのただのブローカーになりはてた。
末端の単価なんてかんがえてない。
自分がどれだけ中抜きしたかが自慢。