ヒアリングの所要時間を半分以下に改善
最初は一人あたり1日の平均情報取得件数が3.6件。ヒアリング時間とその後の情報整理などを含めると、1社あたり1時間ぐらいかかっていた。
「今ではヒアリングがだいたい15〜20分です。トータルでも半分ぐらいには縮められています。工事会社さんに時間的な負荷をかけていた部分を改善したことで、よりヒアリングがスムーズになりました」。
現在は1人平均7〜8件(1日)の取得ができるようになった。そこに至るまでには、チーム内で聞き方や聞く順序といったヒアリングのポイントの共有や相談をし、幾度もブラッシュアップを重ねていったという。
例えば、工種でシーリング工事を生業とする企業の場合、内装、ガラス、サッシなどいくつもの種類・工法が存在していて、複数にまたがって扱える会社が多い。対応可能工種が複数ある場合は、なおさら質問すべきことが増えてしまう。
そこで先述の2,000種類の工種リストから各工種ごとにいくつもの工法や作業名称のリストを用意し、工事会社には「〇〇は出来ますか?」と質問し、「はい・いいえ」で答えてもらうような形式を取った。
職人は情に厚い人が多く、話し始めると饒舌になって止まらない人が多い傾向にあるために、不信感を抱かれない程度に淡々と質問を続けていくことがコツだった。もともと営業畑で顧客に親身になることを身の上としてきた林さんにとっては、不慣れで辛い作業でもあったという。
「多重請負構造」の解消もクラフトバンクの使命
この業界では、工事会社間で親身になって付き合っている仲間を「呼べば対応できる」と専門ではない工事を「自社で請けられる」と考える人も少なくない。
しかし、建設業界に蔓延る「多重請負構造」を無くすためにも「自社請け可能」であるものだけを掲載することに拘ってヒアリングを徹底したという。
「言い分はわかるんです。わかるんですけど、発注側のことを考えると、やっぱりそこにはマージンが発生するので、それなら発注者はその仲間と直接取引した方がいいんです。余計なコストになりますから。クラフトバンクでは工事会社の対応できる工事内容や実績も見られるので、クロスと床を依頼したいなら、その条件に合った工事会社を探して依頼してもらえます」。
「多重請負構造」を無くすにはまだまだ道のりは長いが、マッチングプラットフォームとしてのこれからの伸び代次第だ。
みんな美人!
ゼネコン中心の工事体制を崩すのは難しいであろうと感じるが、新たな生活様式の中で効率の良い工事施工体制への試金石であろう。
グリーンサイトの登録位はしといてくださいね。呼びたくても呼べないから。
活用する企業によって必要な事が変わるよね。
グリーンサイトなんてのも、私が勤める企業では全く不要だし(社会保険加入は確認するよ、もちろん
法規的に、現場条件として必要かどうか、大多数の企業が求めているか、って点で一企業が求めているのかどうかを考慮しないと無駄に情報量が多くなって駄目だよね
この記事と関連性ほぼないけど、大手に勤めていた人がAutoCADじゃないと!って喚いていた。
田舎でそんなもん必要性が低すぎるんじゃん、無料で、低価格で、永続ライセンス方式とか選択肢豊富なのになぜ2次元しか扱えない一人のために金をかける必要があるのか・・・
本当に必要な情報はどんどん載せるべき!だけど必要性低い情報は無駄な経費となるからこういった方々の判断は大変だろうね