小規模現場にも、SDGsを浸透させたい
――サステイナビリティをテーマとした新プロジェクトはある?
赤坂さん サステイナビリティ推進を専門としたプロジェクトデザインスタジオである株式会社CLAVIS HELICEと連携して、「空間づくりから、持続可能な世の中へ」をキーメッセージに、循環型モデルや環境負荷がなるべく少ない設計のあり方や施工プロセスを実現していくプロジェクト「めぐる工務店PROJECT」を開始しました。この目的の一つは、SDGsの旗のもとに地域の工務店が集い、シームレスに語る場の創出を目標としたものです。
プロジェクト第一弾では、当社をモデルに設計と施工に関するプロセスにおけるサステイナブルな空間づくりのデザインや資材調達の基本ルール、働くひとの環境など、工務店として独自のサステイナブルな空間づくりのガイドラインを作成しています。これは小規模な施工現場にも、SDGsを浸透させることが目的です。
建設会社がSDGsを達成するためにすべきことは数多くあります。現在、大手ゼネコン向けのSDGsのガイドラインはありますが、地域建設会社や工務店には、その枠組みは当てはまりません。そこで地域工務店が活用できるガイドラインを定めていきたいと考えています。
「SDGsはできない」と諦めている同業他社の職人や経営者も、当社の取り組みを見て「私たちもできるかもしれない」と意識が変わり、当社よりもさらに先進的な取組みをされている工務店から、アドバイスをいただけるような相乗効果も生まれればうれしいですね。
――最後に一言。
赤坂さん サステイナビリティをしっかりと伝えていくこと、そして旧態依然の工務店スタイルから脱却し、まったく新しい工務店スタイルを形成していければと思います。
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