自然に対するリスクマネジメントの欠如
実はこの立ち往生が起きた道路は、この北国の北と南をつなぐ重要な幹線道路だったのです。東日本大震災発災から約1年後だったということもあり、当時、地元新聞紙ではこの状況を案じ、原子力災害が起きた際の避難に問題があると大きく報道されていました。
普段、雪道の運転に慣れている北国でもこのようなことが起きることを考えると、今年の大雪に対する備えの甘さと認識の甘さ、すなわち自然に対する畏敬の念が欠けているのではないかと感じざるを得ません。
冬タイヤを履いているから、チェーンを巻いているから絶対大丈夫なわけではありません。また、道路管理者にも雪に対するリスクマネジメントの欠如があることも否定できません。
雪に限らず、自然に対するリスクマネジメントを一人一人が意識することで、災害を軽減することは可能です。過去に学ぶことが形骸化されている証左であると、ニュースを見るたびに感じます。
今回は、建設現場とは直接的には関係のない内容になりましたが、車両を扱う建設業としては軽視できない事象であると思い、筆を取らせていただきました。特に、北国で建設業に従事されている方のコメントをお待ちしています。
除排雪業務経験者です。
冬場は天気予報とにらめっこしてた記憶があります。
日々の生活でもなかなか落ち着かない期間を過ごしました。
北国で生活している人は基本的に車の運転は無理しないで安全を心掛けている方が多いと感じています。
むしろ、雪国経験の浅い方々が楽観的な判断で事故を起こしている傾向があると思います(主観ですが)。
人間は経験して学ぶ生き物ですから最初は慎重に過去事例を勉強して少しづつ慣れてくしかないような気がします。
ただでさえ自然災害が多い日本。
どちらかというと自然災害が副因で人災が主因だろう。
国民性を変えるのは難しい。
立ち往生ー>自衛隊による救助までがルーティンタスクなのでは?
救助が出来なかったらリスクマネジメントの欠如ですが。
そもそも一般道の除雪は自衛隊のルーティンタスクではありません。
道路法管理者のタスクであり、自衛隊が災害派遣で出るのはエマージェンシーのタスクです。
自衛隊は便利屋ではありませんよ。
>自衛隊のルーティンタスクではありません。
現場はそうでしょうけど。
為政者はどうかな。
トータルコストで考えてるんじゃないかな。