地域工務店が断熱材を開発
25年ほど前、株式会社安成工務店は、新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」と断熱欠損の生じない乾式吹込み工法「デコスドライ工法」の開発に成功した。その後、子会社を断熱事業専業に業態変更。株式会社デコスは、親会社が地域工務店である初の断熱材メーカーとして事業展開している。
断熱材は戸建て住宅にとって重要な建材であり、壁の中に隙間なく詰め込まなければ、結露が発生する可能性もある。シミュレーション通りに温度設定にならない現象が起きるどころか、シロアリに木材が食われる原因にもなりうる。
そこで、デコスは材料と施工一式でノウハウを施工代理店に提供し、結露を起こさない体制を整えている。今回、デコス東京OFFICE所長兼企画部長の田所憲一氏に話を聞いた。