イニエスタ選手のバルコニーに使用され注目
――有名なサッカー選手の自宅にも採用されたとか。
濱口さん 2020年12月に、スペイン出身で世界的に有名なプロサッカー選手であるアンドレス・イニエスタ選手のご自宅のバルコニーにも「COOOL TURF」を導入していただきました。
――どういった経緯で?
濱口さん 私自身も過去にサッカーをしていたのですが、その当時の先輩がたまたまイニエスタ選手のご自宅の家具等の設計を担当していたんです。その先輩から「イニエスタ選手が自宅に人工芝を施工する予定なんだけど、やらないか?」と、声を掛けていただいたことがきっかけですね。
イニエスタ選手からは当初、「ロールマットの人工芝を施工してほしい」というお話でした。ですが、ご自宅が高層階にあるため、マットが風にあおられて飛び散ってしまうかもしれないとお伝えしたところ、「COOOL TURF」を施工いただくことになったんです。イニエスタ選手には、天然芝と遜色のない質感を気に入っていただいています。
――学校での導入も進んでいますね。
濱口さん 私の地元である長崎県の諫早市にある創成館高等学校のグラウンドと中庭に「COOOL TURF」を施工しました。「COOOL TURF」は田植えのような施工方法で、大きな機材を使う必要がないため、当社のプロの施工者と同高校サッカー部が共同で手掛けました。
――生徒たちの反響はいかがでしたか?
濱口さん 皆さん、目を輝かせていたことが印象深いですね。さらに、生徒たちよりもその親御さんたちが喜んでいたことも嬉しかったです。修学旅行や大会などが中止になり、高校時代の思い出づくりが難しくなっている中、いい思い出ができたのではと話しておりました。
――今後、「COOOL TURF」はどのように普及されていくお考えですか?
濱口さん 今後はグラウンドだけではなく、個人宅や企業内での導入をはじめ、ホテル・保育園・老人ホーム・公園などにも展開していきます。さらには、災害時避難所の公園などへの導入も検討しています。
そのためには、エクステリアを手掛けている建設企業とも提携していくことができればと考えています。
現場管理の経験は、経営にも必ず生きてくる
――スーパーゼネコンの現場管理職から独立されましたが、当時の経験は今も役立っていますか?
濱口さん ええ。現場管理のやりがいは、経営のすべてを学べる点にあります。現場管理は、現場の中で計画を立ち上げ、作業員に内容を周知徹底させ、全員で実行をするものです。
当社が短期間で大きく成長し、人材も動かせていることは、計画から実行までの流れを現場管理時代に学べたからだと思っています。
――ゼネコンとの連携も進めていくのでしょうか?
濱口さん 競技場建設の第一人者である株式会社竹中工務店との取り組みを進めています。これから、街のコンパクトシティー化によって、全国各地で緑のオアシスやミニ競技場が必要になることが想定されるため、連携を深められればと考えています。そして、ゼネコン時代に培った知恵と行動力が三位一体となって、日本全体に拡げていきたいです。
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建設→サッカー関係の仕事かぁ。夢がありますね