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【タカラスタンダード】施工士人材育成へ”体験型トレーニングベース”を開設

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公開日:2023.04.07
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タカラの施工を行うための入り口を担う

――この研修はどのような方が受講されているんですか?

橋本さん 経験レベルに合わせて、研修コースは「基本」と「経験者」に分かれています。基本コースは住設の未経験者、または経験の浅い方が対象です。中には、建築業界で働くこと自体が初めての方もいらっしゃいます。年齢も20代前半から40代がボリュームゾーンですが、下は16歳から上は59歳までいらっしゃいます。異業種から建設業へと参入された方やタカラスタンダードではなく他社の仕事を請け負っていた方まで、本当に年齢からご経歴まで多種多様ですね。

まったくの未経験者は、まずは現場に慣れることから始まるわけですが、このハードルが高いから、せっかく建設業界に入職しても退職されてしまうわけです。でも、まずはここで基本の「キ」を学んでおけば、実際の現場での実践研修での教わり方も変わりますし、飲み込みも早くなります。現場で教える側も、ある程度理解している方に教えるほうが教えやすいですしね。

体験型で質問が容易にできる研修としている

体験型で質問が容易にできる研修としている

研修はゼロベースで臨機応変に

――講師として心がけていることはありますか?

橋本さん 受講された半数の方がすでに現場で組み立てを行っています。多少現場で習っていても、「オレの背中を見て覚えろ」の指導では、わからなかったことが多くあるとの感想がありました。

研修での参加人数はシステムバスが6名、キッチンのコースで4名です。学ぶ上で質問のしやすさはとても大切ですので、少人数制にこだわっています。また、私の持論としては、考えて答えが出るまでを待つように心がけています。これは受講者が自分で答えを発見した方が覚えるからです。説明一辺倒ではなく、受講者の顔色を見つつ、声を掛けながら進めていきます。

大人数が受講する形式の研修では、傍観者のようにただ見ているだけの方が一定数出てしまうものです。講師としては積極的に受講者と対話し、わからない点があれば、一度作業を止めて、臨機応変に教えています。現場と同じような体験ができる点や失敗の経験も大切にしています。ここで失敗経験を身につけ、実現場では失敗しないような教え方を意識しています。

また、机上研修を一度止めて、ゼロベースでシステムバスの組み立てのイメージができていない場合、見せてから机上に戻る場合もあります。高いお金を払っていただいて、長い時間を割いていただいているので、一つでも多くのことを学んでほしいんです。

――専門用語も多いので、未経験者が一から覚えるのは大変ですね。

橋本さん ええ。先ほど短期集中と言いましたが、研修期間は最長で5日間に及ぶので、外部研修としては長めのカリキュラム設定かと思います。ですが、受講者の方からは「5日間でも短い。もっと学びたかった」というありがたいお声をいただくこともあります。

受講者全員同じ会社から受講されませんから、持論ですが受講者同士の和を大切にしたいのです。そうすると、わからない点を受講者同士で教えあう環境ができます。しかも思っていることを遠慮なく発言しやすくなります。

受講者にはタカラを好きになってほしい

――最後に講師としてのやりがいを。

橋本さん 「基本コース」の方からは、当社の製品をこれから施工していくんだという意気込みをひしひしと強く感じています。「経験者コース」の方からは、当社の製品の評価について「組み立てがしやすいよ」とのお声をいただくこともありますし、何よりも研修受講後、短期間のうちに実現場で活躍されているお話を聞くと、講師としてのやりがいを強く感じています。

研修内容も徐々にブラッシュアップしていますし、2023年6月には大阪府東大阪市に2拠点目となる「大阪トレーニングベース」を新設して運営開始いたします。より多くの方にタカラスタンダードの商品を設置していただき共に発展していければと考えています。

何より、私がタカラスタンダードを好きであるように、受講者の方にも研修を通してタカラスタンダードを好きになってほしいという思いがあります。当社にたずさわる方がみな幸せになってくれることが一番の喜びですね。

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この記事を書いた人

長井 雄一朗
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建設専門紙の記者などを経てフリーライターに。建設関連の事件・ビジネス・法規、国交省の動向などに精通。 長年、紙媒体で活躍してきたが、『施工の神様』の建設技術者を応援するという姿勢に魅せられてWeb媒体に進出開始。
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