現場責任者から見えている「現場の景色」
さらに、現場の責任者的な立場になると、現場の景色も変わって見えてくる。つまり、「自分の現場は第3者から、どのように見えているか?」ということが気になってくる。
- メッシュシートがキレイに張れていて、パッと見ても、良い印象を与えているか?
- 現場の仮囲いやゲート周りについて、一般歩行者や一般車両が危険だと感じないか?
- 足場上に置きっぱなしの材料など、飛散したら事故につながるものはないか?
などなど、責任者的な立場になると、自然とこういう見方になってくる。
冒頭の話に戻すと「メッシュシートの剥がれ」に気付くのは、現場の責任者的な立場の人間だけでも仕方ないと私は考えている。若い立場の建築施工管理技士たちにも、同じ景色は見えてはいるが、興味の対象が違うので、意識がそちらへ向かなくても、ある意味当然なのかなと思う。
昔の自分がそうだったので、逆に若い方々には、それぞれの立場で見方が異なる、ということだけでも知っておいてもらえればと思う。その視野の広さが、現場をスムーズに運営していく上での、建築施工管理技士としてのスキルアップにもつながっていくはずだ。
みなさんは、自分の現場をどう見ていますか?
他人の仕事にもちゃんと気を配っていますか?
二次下請け専門業者から発注者支援まで各立場を経験したが、確かに見えるもの、考え方は違う。環境が変わるので自分自身の考え方も変わる。同じ立場でも自分の現場と他人の現場で見え方は違う。例えば、効率的って「何が」効率的なのか?とか。