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記念すべき第1号の”首都高ドボジョ” 「道路をつくる人は、社会から一生必要とされる」

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四国の犬
公開日:2019.10.25 / 最終更新日:2022.08.16
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首都高速都心環状線(C1)と「首都高ドボジョ」の三村啓子さん(右)と徳田裕美さん

首都高速都心環状線(C1)と「首都高ドボジョ」の三村啓子さん(右)と徳田裕美さん

目次
  1. 「首都高ドボジョ」が語る仕事のやりがいとは?
  2. 土木を学ぶなら学費を出してやる
  3. まちの景観と一体となって、まちなかに道をつくる
  4. 山の神様が怒るから、女性お断り
  5. 首都高速道路は、NEXCOよりも特殊な環境下にある会社
  6. 首都高速道路で初の女性技術者&技術系女性管理職
  7. ウチの会社を辞めないでください(笑)
  8. 道路をつくる人間は、社会から一生必要とされる
  9. この世に車がある限り、首都高速は必要なインフラ

「首都高ドボジョ」が語る仕事のやりがいとは?

首都高速道路株式会社(東京都千代田区)は、その名の通り首都高速道路の建設、維持管理を行う会社だ。前身は旧首都高速道路公団で、2005年に株式会社化されたが、政府や東京都などの自治体が株式を保有する。

はた目には女っ気のなさそうな会社という印象だが、しっかり女性の土木技術者が在籍している。

  • 三村啓子さん(首都高速道路株式会社 技術コンサルティング部 技術事業企画課長)
  • 徳田裕美さん(首都高速道路株式会社 プロジェクト部 構造設計室更新設計課)

彼女らは日夜どのような仕事に励んでいるのか。首都高速道路の仕事の魅力、やりがいは何なのか。

ベテランと若手、2人の「首都高ドボジョ」に話を聞いてきた。

土木を学ぶなら学費を出してやる

――お二人は土木技術者なんですよね?

三村さん はい。

徳田さん はい。実は二人は同じ大学出身なんです。

――どちらの大学?

三村さん 埼玉大学の建設工学科です。

――なぜ土木を学ぼうと?

三村さん 私の父親は測量士で、自分の事務所を持っていました。私が高校生のとき、父親から「大学で土木を学ぶなら学費は出してやる。ただし、土木以外なら、自分で稼げ」と言われたんです(笑)。

三村啓子さん(首都高速道路株式会社技術コンサルティング部技術事業企画課長)

――ほぼ脅迫ですね(笑)。

三村さん まあ、それに近かったですね(笑)。「じゃあ土木に行こっかな」と考えました。母親からは「あんた、一応女の子なんだから、実家から通えるところにしてね。あと、なるべくお金のかからないところにしてね」と言われました(笑)。それで埼玉大学を選んだんです。

――半ば強制的に土木に?(笑)

三村さん ただ、30年以上前の話なので。当時は、女子が高校を卒業して就職するのは、わりと普通の時代でした。今と比べれば、大学進学のハードルは高かったんです。

――徳田さんは?

徳田さん 私は自由に大学を選びましたけど(笑)。小さい頃は「小学校の先生になる」とか言っていたのですが、高校生のとき、親が千葉に一軒家を買ったのですが、家ができあがるのをちょくちょく見に行っていました。それで建築に興味を持ったんです。

徳田裕美さん(首都高速道路株式会社プロジェクト部構造設計室更新設計課)

建築の勉強もできる学科を受験しようと思って、埼玉大学の建設工学科を選びました。大学で土木を勉強しているうちに、「家よりも大きな橋とか道路をつくるのってスゴイな」と思うようになり、なんとなく土木にハマっていったという感じです。

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四国の犬
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基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
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