リフレドライショット工法

リフレドライショット工法とは、住友大阪セメントによって開発されたモルタル乾式吹き付け工法のことで、原理的には、リフレドライショット(粉体;セメント/骨材)を長距離圧送(300m)し、吹き付け直前にポリマーエマルジョン(微粒子分散体)が添加された練り混ぜ水と混合して施工する乾式工法のことであり、圧送距離(30~50m)に制限のある従来型の湿式工法に比べ、(粉体による)施工効率の向上/(清掃)コスト削減に寄与するものとされる。尚、従来型の乾式工法では、施工時の粉塵やリバウンドが課題とされたが、リフレドライショット工法では吹付材料自体を改良することにより課題が抑制され、かつ、1層当たりの吹付量も100~200mm(湿式20~30mm)とされ、生産性向上にも優れるものとされる。ちなみに、長距離圧送が可能とされるリフレドライショット工法は、高層/地下構造物に適するとされ、RC造の補修工法として更なる導入が期待される。

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