12現場を同時に施工監理できる技術
―― OKUTAの社内制度を真似したい企業も多いと思いますが?
OKUTA そう仰っていただく企業さんもおります。しかし結果として「まだそこまでできない」という意見が多いようです。
――なぜ他社は無理でもOKUTAならできる?
OKUTA 優秀な社員が多く、各々の自立性が高いことが理由に挙げられると思います。OKUTAでは一人ひとりの生産性を上げるために、社員育成のマネージメントと、現場監理のクラウドシステム化に力を入れています。これによって3~4現場しか担当していなかった施工監理者が、最大12現場まで同時に監理できるようになるなど、生産性向上を実現することで、「働き方改革」も可能になっています。
社員育成のマネージメントで留意しているのは、同じ施工監理の中にも得手不得手があることを考慮する事。スタッフが持つ能力の最大値を引き出すようにしています。例えばコミュニケーション能力が高く仕事が出来る人には、若くてもマネージメント側に回ってもらい、新人の育成を任せることで良い循環が生まれています。
——現場監理のクラウドシステムとは?
OKUTA 各現場の施工監理や生産工程方法について、住宅履歴クラウド【目視録】を使って“見える化”しています。すべての施工監理者が担当する全現場について、施工状況の履歴を見られるようになっています。
また、PDCAサイクルを個人単位ではなく、全体的に繰り返すことで、ミスやムダを大幅に減少させることができます。
【目視録】を使えば、どこからでも現場の状況が把握できるので、1週間に1回しか行かなくてもいい現場も出てきます。こうした効率化を追求することで、工期も短縮し施工監理者一人当たりの生産性を上げることが可能になっています。
——ほかにも使っているアプリは?
OKUTA 職人や現場監督への報告・連絡にはMAILやLINEを積極的に活用しています。 電話だと作業の手を止める必要がありますが、LINEであれば相手の時間が空いたタイミングで読むことが出来ます。
便利なテクノロジーがあれば、現場の発案で積極的に活用し、現場の効率化を図る習慣がOKUTAにはあります。恐竜ではありませんが、時代の変化に適応しながら進化していくことが、競争に勝ち残る上で重要なことだと考えています。
―― OKUTAの未来の展望は?
OKUTA 全てはOKUTAのミッションステートメントに定めています。ミッションを確実に遂行し、100年後もOKUTA Familyが持続可能な企業であり続けることを目指します。
OKUTAでリフォームしたい、OKUTAで新築した家に住みたい、というお客様を一人でも増やし、ご満足していただけるようにこれからも精進いたします。
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