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「自分の会社に100%の自信を持ってますか?」小さな建設会社でも鍛えられる“採用力”とは?

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公開日:2018.05.21 / 最終更新日:2022.08.16
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アチーブメント株式会社とは?

――アチーブメント株式会社とはどういう会社ですか?

平山 個人向けのビジネススクールをメインの商材にしています。弊社の青木仁志・代表取締役社長が3日間の公開講座を担当していて、670回以上開講しています。これだけの回数の講座を開催している例は、世界で他にありません。受講生のうち4000名以上が中小企業経営者です。経営実践塾というカリキュラムもあり、これまでに600社以上の方々に受講していただいています。最近では、元・文部科学大臣の下村博文氏と共著で「志の力」という書籍を出版し全国で講演を行っています。

弊社社長の青木は、ブリタニカの英語百科事典のコミッションセールスの叩き上げの人間でして、アチーブメントの公開講座は当初、営業教育から始まりました。青木社長のサービスポリシーとして、自分ができないことを伝えてはならないという考え方があり、自分で伝えられることを研修としてやってきたわけです。不動産業界や保険業界の成果報酬型の営業など、実力をつけて、自分の報酬を高めたい方々向けにやっていました。

――営業教育から、経営者研修にシフトしたわけですか?

平山  アチーブメントは今、31期を迎えていますが、売上35億円・経常利益7億・自己資本率は75%で、実質無借金経営を継続しながら、グループ法人での税務勧告なしをいただくなど、中小企業としての一定の実績を残すことができました。弊社が中小企業として力をつけてきた15年ほど前から、中小企業経営者向けの研修に力を入れています。

扱っているテーマは、目標達成・理念経営です。研修を通じて、多くの経営者の方々に「アチーブメントのような会社を作りたい」と評価いただいています。そこからどう法人を作るのかが、私の所属する法人向けコンサルティングサービスです。法人向けのサービスが立ち上がったのは、13年ほど前です。顧客は、注文住宅関連の会社が多く、口コミで広がったケースが大半です。

法人向けコンサルティングサービスでは、弊社アチーブメント自体がどのような新卒採用をしているのか、社員教育をどうしているのか、組織運営をどうしているのかなど、実際に現場で実行していることを原理原則として、それぞれの会社様に合わせ、カスタマイズしたプログラムをつくっていきます。

――全国展開しているのですか?

平山  弊社は、東京、大阪、福岡、名古屋、横浜に拠点があり、個人向け・法人向けにコンサルティングサービスを提供しています。 私は大阪の法人コンサルティング部門の責任者であり、西日本全体を担当しています。

「選択理論®」をベースに採用コンサルティング

――具体的にどのようなコンサルティングを行っているのでしょうか?

平山  商品ラインアップは4ステップあって、経営者が自ら学ぶための公開講座が第1ステップ。代表の青木が講座を担当しています。一般的な研修は「行って終わり」が多いですが、知識で終わらせず、技術体得するまで繰り返し受講していただきます。最終的には、この研修の内容を受講者自身が人に伝えられるようになるまで高めていきます。弊社では「プロスピーカー」と呼んでいますが、弊社の研修内容を習得して現場で実績を残し続けている指導者です。

経営者が技術を習得した後、会社の幹部であるトップ20%の方々の能力アップに移ります。これが第2ステップです。第3ステップは、社内研修プログラム「i-standard」として、弊社からお客様の会社に講師を派遣して、経営者の組織デザインを現場に浸透させ、組織文化を醸成するステージです。最後のステップは、組織の仕組みづくりで、新卒採用の仕組みや、オーダメイドの研修などをつくっていきます。私の部門は、主にこの第4のステップを担当しています。

――アチーブメントの強みは?

平山 弊社サービスのベースには、「選択理論®」という心理学を採用しています。選択理論は、アメリカの精神科医故・ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学で、「人間のすべての行動は自らの選択である」と考える理論です。故・グラッサー博士は弊社の顧問でもありました。

平山壮人 アチーブメント株式会社大阪支社 トレーニング&コンサルティング部 組織変革コンサルティングチームリーダー

従来の心理学、外的コントロール心理学は、「人間の行動は外部からの刺激に対する反応である」という考えに基づいていました。例えば、人に「仕事をしなさい」と刺激して、行動を促す、というものです。この考えだと、一時的には恐れや強制によって動いているように見えますが、長期的には、人間関係が損なわれるリスクが高まり、対象者は本質的に自立しません。

選択理論では、対象者は「仕事をするか、しないか」を選択するので、外部からの刺激によって、人を変えることはできない、という考え方に立ちます。自分から「変わりたい」と考えない限り、人は変われないということです。

もともと、精神疾患のクライアントや、薬物依存者、囚人などへのカウンセリングのみを通じて体系化された理論なので、人の行動が変わる支援をする上で、非常に効果の高い、実績のある理論です。

弊社では選択理論を商標登録しており、業界的には「選択理論と言えば、アチーブメント」が定着しています。選択理論を基盤したマネジメントは「リードマネジメント」と呼ばれていて、様々なサービスでその手法をお伝えしています。

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この記事を書いた人

四国の犬
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基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
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