施工能力審査型総合評価方式とは?
東京都の「施工能力審査型総合評価方式」には、いち施工業者として、大きな問題があると思っている。
施工能力審査型総合評価方式とは、中小規模の工事における「安定的な品質確保」と「不良不適格企業」の排除を目的とした評価方式。
入札価格に加えて、「過去の工事成績」「配置予定技術者の保有資格」および「配置予定技術者の実績」の3つの客観的な項目によって、企業の施工能力を簡易的に評価する。
この方法によって、立地や条件が特殊で、施工に影響を与える地域などにおいては、品質確保と不適格企業の排除が可能になるのだが、最近はどうも「落とし穴」があるように思えて仕方ない。