施工能力審査型で発生しうる事例とは?
具体的な話をすると、あるA社が水道局発注の水道工事が得意で3件続けて高得点を取ったとする、その後仕事の減少に伴い、仕方なく産業労働局発注の治山工事を取ることにした。
対するB社は治山工事が元々得意だが、直近に建設局発注の舗装工事で低い点をとってしまっていた。
すると経験がないにもかかわらず、A社のほうが高得点になり落札してしまう場合もあるのだ。
落札したあとの結果は言うまでもなくお分かり頂けるだろう。
施工能力審査型の問題を一発解消!
それではこの問題を解決する方法だが、筆者は極めて簡単であるような気がする。
単純に東京都の発注局ごとの過去3年間のうち直近3件にすれば、施工能力の適正な審査につながるのではないだろうか。