全国出張が宿命の建築職人
零細事業者の親方目線から、建築の職人不足の問題について書きたいと思います。
まず、私たちのような曳家職人や宮大工など、建築業の中でもさらにニッチな職人の場合、会社から半径2時間以内の距離の現場ばかりでは受注高が足りません。そのため県外出張せざるを得ないのが実情です。このハードルが、職人離れに一役買っています。
例えば、私の故郷、高知県の肉体労働者のほとんどは、県外に出ることを極端に嫌います。
「休日に子どもとサッカー出来なくなる」
「長期間、友だちや彼女に逢えなくなるのが辛い」
——確かに、子どもとサッカーをする時間は、素晴らしい思い出となるかも知れません。しかし、県外に出ないと家族に貧しく惨めな思いをさせることになります。そんなことでは、週3回は代行ドライバーとして出向き、客がつかないまま帰る日もある、暗澹たる日々を送らなくてはなりません。
親から特別に財産を引き継いでいる人を除き、何かを得るためには何かに耐えなくてはなりません。しかし、なかなか全国行脚する生活を受け入れられる方は少ないのが現実です。
そして、仮に全国出張を受け入れられたとしても、建築職人として生きていくためには、さらなるハードルが立ち塞がります。
目立たないのが美徳っていう時代はもう古い。
こういう人がどんどん出ると希望が持てる。
あはは。ありがとうございます。理想は目立たずきっちり儲けている。なんでしょうが・・・「ここにいますよ!!!」と旗を振ってないと仕事獲れないんで仕方ないです。
RC建築やってるけど、やっぱこういう匠的な職人には憧れますね。一度お会いしてみたいものです。
ありがとうございます。よろしければfacebook上で友達申請してください。自分はお酒飲めないですが・・懇親会とか仲間の宮大工さんや地盤関係者とやってますよ!!
職人含め、技術者にもスーパースターは必要だよなぁ。
建築家、デザイナーには世界的に有名な人がいるのに、実際にその建築をカタチにしている人たちが評価されないのはオカシイ。
地道にカタチにしてるだけだから華やかさはないかもしれないけど、職人、技術者がいないとこの世の中の建築物は存在しないんだから、もっと評価されても良いと思うね。
ですよね。建築士至上主義なんだよなーー。確かに全体をデザインするって素晴らしいし。勉強もされている結果ですが・・職人を極端に下に見ている人がいます。俺を倒してから行け!!!(笑)と思います。まっじじいは弱いんですが・・じじいの廻りには強靭な関羽と張飛や趙雲までいますからね(笑)自分を慕ってくれる職人仲間のためにがんばります。
ただでさえ建設業は新人が一人前になるまでに金がかかる。
従業員を守るのはもちろんだが、今の日本は雇用主を守るものが何一つ無いのは問題。みんな触れないがそういった側面が人材不足に一役買っているのは事実。
負けずにがんばってください。
ありがとうございます。実は、こうした問題の改善を目指して、衆議院会館まで行ったこともあります(馬鹿)その時にお逢いした官僚の方は「一職人の方とお会いしたのは初めてです。勉強させてください」と言ってくださってたんですが・・メールもフェードアウトしました。なので世論を盛り上げてゆくしかないかな~~。と「スーパースター」になる必要を考えるようなりました。雑誌とかテレビはある程度、登場させていただいたんで・・次はコメンテーターとして職人の立場を語るみたいなこともしてゆければな~などとぼんやり考えています。思うだけでは駄目ですよね。行動しなくては!!