ブルーカラーの税率を下げるカナダ方式
しかし、解決策はあると考えています。
カナダのようにブルーカラーに対する税率を下げることです。さらに技術面、倫理面など、社会への貢献度に併せて、優遇条件をランクアップすれば、より良い職人が増えてゆくと思います。
親方業は楽ではありません。現場仕事以外にも色々とクールな判断をしなくてはならない時があります。
以前、旅先で作業員の一人がインフルエンザにかかったことがありました。彼はそれでも病院に行かず、部屋にこもっていました。共同生活で職人全員にインフルエンザが伝染してしまうと、仕事に支障が出てきます。
親方は日頃から体調管理に気をつけて健常に働いてくれている方たちの健康と賃金を守らなくてはなりません。全員に良い顔を見せていては、この「旅」は守れません。時には病にかかった人間に部屋から出て行くよう命じなければならないこともあるのです。
建築職人のスーパースター
私は零細事業者の親方として、建築職人の担い手不足の問題は、雇用される若者側だけに目を向けた対策では解決できないのではないかと思っています。
職人不足を補うために海外の労働力をあてにしたり、技術力のいらないフランチャイズに転換しようとしたりする経営者も少なくありません。世間は高級鮨店の板前さんの技術は高く評価するのに、建築職人に対しての評価は昭和初期と変わらない部分が多いと思います。
だから、誰かスターが出なくてなりません。中国カンフーがグローバルスタンダードになったのは、ブルース・リーというスーパースターが飛び出したからだと思います。
自分は曳家界のブルース・リーを目指して頑張ります!
※編集部注:テレビ、新聞、雑誌で活躍する曳家職人、岡本親方がついに単行本を出しました。ぜひ、ご一読ください。
目立たないのが美徳っていう時代はもう古い。
こういう人がどんどん出ると希望が持てる。
あはは。ありがとうございます。理想は目立たずきっちり儲けている。なんでしょうが・・・「ここにいますよ!!!」と旗を振ってないと仕事獲れないんで仕方ないです。
RC建築やってるけど、やっぱこういう匠的な職人には憧れますね。一度お会いしてみたいものです。
ありがとうございます。よろしければfacebook上で友達申請してください。自分はお酒飲めないですが・・懇親会とか仲間の宮大工さんや地盤関係者とやってますよ!!
職人含め、技術者にもスーパースターは必要だよなぁ。
建築家、デザイナーには世界的に有名な人がいるのに、実際にその建築をカタチにしている人たちが評価されないのはオカシイ。
地道にカタチにしてるだけだから華やかさはないかもしれないけど、職人、技術者がいないとこの世の中の建築物は存在しないんだから、もっと評価されても良いと思うね。
ですよね。建築士至上主義なんだよなーー。確かに全体をデザインするって素晴らしいし。勉強もされている結果ですが・・職人を極端に下に見ている人がいます。俺を倒してから行け!!!(笑)と思います。まっじじいは弱いんですが・・じじいの廻りには強靭な関羽と張飛や趙雲までいますからね(笑)自分を慕ってくれる職人仲間のためにがんばります。
ただでさえ建設業は新人が一人前になるまでに金がかかる。
従業員を守るのはもちろんだが、今の日本は雇用主を守るものが何一つ無いのは問題。みんな触れないがそういった側面が人材不足に一役買っているのは事実。
負けずにがんばってください。
ありがとうございます。実は、こうした問題の改善を目指して、衆議院会館まで行ったこともあります(馬鹿)その時にお逢いした官僚の方は「一職人の方とお会いしたのは初めてです。勉強させてください」と言ってくださってたんですが・・メールもフェードアウトしました。なので世論を盛り上げてゆくしかないかな~~。と「スーパースター」になる必要を考えるようなりました。雑誌とかテレビはある程度、登場させていただいたんで・・次はコメンテーターとして職人の立場を語るみたいなこともしてゆければな~などとぼんやり考えています。思うだけでは駄目ですよね。行動しなくては!!