施工管理のやり方が、もう昔と違う
実務的な面で言えば、若手教育の最大のネックは「もう昔とは違う」という点だろう。
現場監督の仕事は昔と違い、現場とデスクワークの両方の技術が必要となった。それゆえ書類の簡素化がたびたび話題になる。
だが、上述のように監督員の保険保身であったり、設計変更のための追加資料であったり、書類は簡素化どころか、増えているような気さえする。また電子化の進みとともに、さまざまなガイドラインが登場し、毎年覚えることや確認することが増える一方である。
よってデスクワークをいかに効率的にこなすかが、技術者としての能力であり、疲労軽減にもつながる時代になってきた。最近では、さまざまな施工管理ソフトや ICTとの連動など、今まで1日がかりだった書類も半日で作成できるようになったし、日報と連動しているソフトやタブレットの活用、各ソフトの互換性も高くなっている。
しかし残業は減らない。何故か?
単純明快に、こうした新しい技術を「使わない」からである。使わない人は「難しい」と言い訳をするが、これは勘違いで慣れていないだけだ。CADを始めた頃、手書きのほうが早いと感じたのと同じだ。または、他製品のCADソフトを使ったときや、しばらく使っていなかったCADソフトを使ったときも同じだ。電子機器に慣れてくると新卒の技術者のほうが、ベテランよりも業務が早い可能性すらある。事実、残業せずに使いこなしている若手もいる。
しかし、そもそも最新技術を使うという概念がないベテラン技術者は、若手の教育に関しても当然、ソフトの存在自体を教えていないか、あるいは自分自身の様式や、やり方以外を認めていないケースがある。
もちろん管理方法は10人技術者がいれば10通りだし、会社によって定められている部分もあるだろうが、最新技術を導入している会社であれば使うべきだし、それが若手技術者の育成に必須になりつつある。
いい記事だけど、新しい技術を知らない人ほど、この記事は届かない気がする、、、
悲しいかなその通り(-_-;)
なんでもかんでもとは言わないが、色々と変わって行くべき時代になった気がする
たしかにそう思います。私も中小企業に勤めます。現場監督と作業員を兼任しながら仕事してます。最新技術機器を導入してほしいです。
中小の建設会社にてゼネコンの下請けや元請をしていますがゼネコンの若手、中堅の技術力、知識の低さには頭を悩ませています。
中小企業は低い、ゼネコン等はちゃんとしているというのは偏見でしかないと思います。
中小零細に若手を教育する人間やシステムができていない事を問題提起しているのであって「中小企業は低い、ゼネコン等はちゃんとしている」というような内容では無かったと感じましたが、、、、
実際資本金5千万未満くらいの企業だと原価管理しているのって上層部だけとかなところもよくありますし。
ただ、たしかに比べると現場の技術力等に関しては地場コンの方が強いですね。
最近の若い子は自分の給与だけを見て、見積もり金額の割に自分の給与がという思いが前に出る。
ぶっちゃけそのこの積算では自動車等維持、事務所(パソコン、FAX等事務機)、営業マン、事務員さん、建築機材消耗品費まで考えて無い。
説明しても理解できないのが本当に増えました。
どうせ社会に出ても一生勉強なんですよね…
そこを理解して欲しい。
独立したので今後前会社より安くしますって言いながら潰れた会社何十件見て来た事か…