道路舗装の品質管理の出題
道路舗装の品質管理に関する試験問題は、舗装の温度に関する出題と、品質管理に関する試験頻度の問題がたびたび出題されます。
舗設温度
- 舗装の敷均し温度→110℃を下回らないようにする。
- 初転圧温度→110~140℃
- 2次転圧終了温度→70~90℃
- 交通開放時温度→おおむね50℃以下
品質管理の試験頻度
- 工程の初期においては、試験の頻度を増やす。
- 作業員や使用機械に変更があった場合にも、試験の頻度を増やす。
※施工が安定するまでは試験頻度を増やし、確認を行う。 - 管理限界を十分満足できることが確認できる場合には、それ以降の試験頻度を減らしてもよい。
下記の2つの内容は誤りである。
×工程能力図にプロットした管理結果が品質管理の限界をはずれていたが、試験頻度を変えずに施工を継続した。
→品質管理の限界をはずれた場合は、直ちに試験頻度を増やして異常の有無を確認する必要がある。
×現在の作業の進め方によって受注者が定めた品質管理の限界を十分満足する場合でも、それ以降において工程の初期段階に増加した試験の頻度は減らすことができない。
→現在の作業の進め方によって、受注者が定めた管理の限界を十分満足できることが分かれば、それ以降の試験頻度は減らしてもよい。
品質管理の学習は以上です。次回からは、施工管理法の中で最も出題のウエイトの高い「安全計画」について学んでいきます。